2011年09月13日

十六夜に思う


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「柔道の中学県大会団体戦」を観戦された土屋幸一郎先生が
「見て感じたこと」として次のように述懐されています。


風格・余裕がない ➜ 一生懸命「柔道」をやっている ➜ 勝てたところで、ただ「勝った」だけ ➜ 人間作りが中途半端 ➜ やるなら大物を作れ。
(木登りブタぶぶの寝言 エントリー1084 やっぱり「心」)


「柔道」を「勉強」に、「勝てた」「勝った」を「受かった」に、それぞれ
置きかえてみて、改めて背筋を伸ばした次第です。


(追記)

バレーボールの指導者として、石崎は土屋先生(とそのご著書)に大きな影響を受けています。

木登りブタぶぶの寝言は「心のバレー」というサイトから読めます。


posted by 石崎 陽一 at 19:51 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年07月29日

予想外の単語は聞き取りづらい


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(窓から飛び込んできましたので一時保護^^)



職員室で仕事をしていると早口で声をかけられる。


「あ先生〜っ。すいぶのがしくでやる○※□×△…
 印刷お願いできますか!」


「は、はい、はい。では印刷室へ行きましょう。」





??????





??????





予想外の単語はなんとも聞き取りづらい。


外国語のリスニングでもそうですが。


ちなみに先の発言、正しくは…


「先生〜っ。吹部(=吹奏楽部)の合宿でやるバスレク
2011で使う資料の印刷をお願いできますか!」

でした。


やれやれ。


posted by 石崎 陽一 at 21:50 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

左は西、という話


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先日英語科の教官室で先生方と談笑していたときのこと。

何の話題だったか、私が以前勤めた学校で“She left Italy.”という
英文を

「西イタリアに旅立った」

と訳した生徒がいたという話をしました。


いや、若い頭脳の想像力はたくましい。


そんなことを言いながらしばし皆でわいわいとこの迷答を分析し

結局、地図上で西は左側にあたるので“left Italy”が「西イタリア」と
化したのではないかという結論に帰着。


むん。



そんな話を傍らで聞いていた博識のM先生、そこでひと言

「上下左右を東西南北で示す言語があるらしいですよ。」


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「今の話に直接関連しないかもしれませんけどね」と前置きをして
M先生は語り始めました。

私たちは一同その話に聴き入ります。

オーストラリアのとある小さなアボリジニの集落で、小さい女の子に北を指さすように言うと迷わずに正しい方位を指さす。

その子が話すクーク語(Kuuk)では、場所は相対方位(上下左右)ではなく絶対方位(東西南北)で表現される。

例えば「妹は私の西側にいる」とか「カップは皿の南東にある」とかいうように。

ある研究によると、このように絶対方位で話す人は、慣れない場所や建物の内部でも、自分の位置を把握できることが実証されているらしい。


何でも、これはスタンフォード大学の Lera Boroditsky 女史の指摘されているポイントだそうです。


言語と思考の関係は興味深いですね。


皆でうなずき、それぞれの仕事に戻りました。


慌ただしい毎日の中の一服の清涼剤のような時間でした。


(追記1)

この話は大修館の『英語教育』(2011年6月号、p.88)でも紹介されているようです。


(追記2)

Lera Boroditsky 女史の講義はネット上で視聴できます。(講義映像はこちら。)


(追記3)

『日経サイエンス』(2011年5月号、pp.66-70)には Lera Boroditsky 女史 の How Language Shapes Thought と題する記事の翻訳が掲載されている他、参考文献も紹介されています。


posted by 石崎 陽一 at 20:21 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

“happy hormone” in layman's terms


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何でも、猫を撫でると幸せのホルモンが
出ていることがわかっているそうです。


それだけではなく、撫でているこちらも
幸せのホルモンが出ているという。


それを聞いてからというもの、




猫を見つけると頭撫でる撫でる。




ちょっと頭貸せよ、みたいな感じで^^


posted by 石崎 陽一 at 00:06 | Comment(2) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

自分ができることを、継続して、息長く。


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阪神大震災でも経験したが、被災者は今日[=3月12日]から長い長い闘いの日々が始まる。いまは関心を持ってくれている人も、日常が始まると少しずつ他人事になっていく。息の長い地道で等身大の支援が必要。自分ができることを、継続して、息長く。


これは、広告ディレクター・佐藤尚之氏のことばです。


東日本大震災から2週間余りが経ちました。


「自分ができることを、継続して、息長く。」


しっかりと心に留め、行動していきたいと思います。


(追記)

佐藤尚之氏は現在「助けあいジャパン」の全体統括をされています。

「助けあいジャパン」とは、内閣官房震災ボランティア連携室と連携し、現地の情報提供を受けながら、ボランティアによる救援を支援していく民間のプロジェクトです。

「助けあいジャパン」のウェブサイトは本格的な被災地情報サイトであり、政府官公庁からの情報も集約・整理され、公開されています。
(サイトはこちら


posted by 石崎 陽一 at 21:07 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年03月25日

I love you & I need you ふくしま


ブログタイトルは先日、ラジオから流れてきた元気の出る歌です。

復興支援に生まれた歌。素朴な歌詞に心を打たれました。





この曲は福島出身のアーティストで結成された「猪苗代湖ズ」が歌っています。(詳しくはこちらをクリック

この楽曲は現在、TOKYO FM の携帯サイトから420円(税込)でダウンロードでき、収益の全額が福島県に寄付されるとのことです。


http___www.tfm.co.jp_blog_info_index.jpg


(3月27日追記)

福山雅治さんの参加されたバージョンが配信開始されました。
(詳しくはこちらをクリック

こちらも上記 TOKYO FM の携帯サイトからダウンロードできます。

また、音楽ダウンロードサイトの OTOTOY が配信に参加し、パソコンやスマートフォンでの利用もできるようになりました。
(詳しくはこちらをクリック


posted by 石崎 陽一 at 18:01 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

fluctuat nec mergitur


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ITジャーナリストの佐々木俊尚氏はツイッターなどのソーシャルメディアがマスコミの報じない細かな情報を伝えていることを評価されていますが、そんな実例に出会いました。


それは福島県南相馬市の女子高生のツイートです。


南相馬市と言えば、東京電力福島第1原子力発電所の事故で、現場から20〜30キロの「屋内待避エリア」に位置しています。


彼女の地震以降のつぶやきを追読し、涙が出ました。


































(追記)

ブログタイトルは「たゆたえど沈まず」を意味するラテン語の格言から採りました。

「フルクトゥアト ネク メルギトゥル」と読みます。


fluctuat は“be wave-like; move up and down”を意味する動詞 fluctuo の直説法・能動相・現在・3人称・単数で

「波のように揺れる、波の上で翻弄される」

の意味です。

(ちなみに、英語には fluctuate という形で入っています。)

主語ははっきり示されていませんが、動詞との対応から船と考えられます。


nec は et non の短縮形で、文脈に応じて

「そして〜でない」または「それでも〜でない」のどちらか

の意味を表します。ここでは後者です。


mergitur は“dip; immerse; sink; overwhelm”を意味する動詞 mergere の直説法・受動相・現在・3人称・単数で

「沈められる」

という意味です。

(ちなみに、英語には merge や submerge という形で入っています。)


相の違いは無視して英語に翻訳すると

The ship is tossed by the waves, but does not sink.
(その船は波に揺られ、而して沈まず。)

となります。

国家の動乱を乗り越えて進むパリ市を船に見立て、この句はパリ市民のモットーとして愛されています。(パリ市の紋章は船です。)


(追記)

如上の説明はWikipediaの記事およびお世話になっている「山下太郎のラテン語入門」というサイトの解説を参照して記しました。


posted by 石崎 陽一 at 04:54 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年03月13日

東日本大震災 被災者の皆様へお見舞い


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3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。


また、併せまして、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。


現在、本当に大変な状況下にあるかと思いますが、一日も早くもとの生活に戻れることを心よりお祈り申し上げます。


posted by 石崎 陽一 at 22:15 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年02月11日

ずっとコンプレックスだった


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洋画や海外ドラマを見ていて、何気ない会話や激しい口論が聴き取れないことが多く、ずっとコンプレックスでした。

大学での講義やリスニングの試験ではこれほどには苦労しないにもかかわらず、です。

いまDead Poets Societyの全編暗唱に取り組んでいますが、やはり同様の感想をもっています。


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また、この他に聞き漏らすことが多い場合は

●ある場面、あるテーマでの典型的な展開例(話型)や言い回し、語彙などの知識が不足している

●ある語彙を認識語彙として(知識として)は知っていても発表語彙(スキル)までは習熟していない

●自分が口に出して言えないため音声変化についていけない

こういった場合だと身をもって体感しています。

普段の生活において口頭で英語を使うことは、外国人講師との打ち合わせや授業などを除いてほとんどありませんので、上記のような問題点を克服するにはできるだけ意識して日常的に英語の使われる世界に浸るしか方法はありません。


つまり、その方策の一つが映画の台詞の全編暗唱です。


1日1時間はどっぷりと1959年米国の田舎の世界に浸り、能動的なリスニングとトレーニングを繰り返す。

隙間時間も最大限活用する。

この暗唱マラソン、まだ始めて9日目ですが、先日カーラジオから流れてきた外国人のインタビューが相当クリアに聴き取れ感激した次第(^-^)


柴原智幸先生もおっしゃっていたように、燃えつきない程度に、楽しみながら、1週間1チャプターのペースでこれからもトレーニングを続けていこうと思います。


このペースで走り続ければ、およそ半年で映画1本仕上げることができる。

すると、1年で2本。

目指す10年後の自分は20本の様々な映画の台詞を暗唱していることになる(未来完了)。


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話は変わりますが、以前、島田紳助さんの話術に惹かれてあるDVDを購入しました。

この『紳竜の研究』(よしもとアール・アンド・シー、2007年)には紳助さんの芸人論が入っており、今でも折に触れて見直します。

吉本総合芸能学院(NSC)でお笑い芸人を目指す若者に向けて行われたこの特別講義には、氏の死に物狂いの努力、あらゆる分野に共通する分析の方法などが満載で、いつ見ても大きな刺激を受けます。


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講義の中で紳助さんは「才能と努力」に関して次のような趣旨のことを語っています。

この世の中はすべて才能です。
別に漫才に限らず、どんな仕事もね。
そして才能は生まれ持ったもの。
例えば、才能に、通知票みたいに5段階あったとしましょう。
そして、努力にも。
もし、5の才能の人間が、5の努力をしたら、
5×5=25で最高の結果が出ます。
ただし、5の才能を持っていても、1の努力しかしなかったら
5×1=5でたいした結果は出ません。



また、元プロ野球選手で現在は野球解説者、4代目ミスタータイガースの掛布雅之さんが紳助さんに語った話を引き合いに出されています。

虎風荘の屋上で寝る前に毎日500回バットを振ってた。
だからミスタータイガース、掛布になれた、と言われる。
しかし違うんですよ。
プロになったら毎日500回くらい全員素振りしてますよ。
それを、努力と言えますかね。


自分の意識をどのレベルに持っていくか、意識の問題だということでしょう。

大いに共感しました。

ただし、素振りを500回すること自体、正しい努力とは限りません。


紳助さんは言葉を続けます。

意味なく500回素振りしたら腕が太うなるだけ。
筋トレにはなっても練習にはならない。
500回の1回1回に自分でイメージして、意識して1回振るのを
500回繰り返す。
相手チームの投手との対戦をリアルにイメージする。
投手は誰か。今は何回でカウントはいくつか。
こうした真剣勝負の1回を500回積み重ねるからこそ意味がある。
質のある数を積み重ねる必要がある。


素振りは私の場合で言ったらさしずめ映画の全編暗唱にあたるでしょうか。


正しい努力をいかに続けるか。

しかし、練習の数が多ければいいというものではありません。

ボクサーも3時間以上練習をするとオーバーワークとなる。

お笑いでもネタの練習をやりすぎると新鮮さが失われ、慣れにつながる。

紳助さんはアドバイスします。


君たちの才能は1かもしれないし5かもしれない。
でも、それは自分たちで得たんじゃない。
親から与えてもらったもの、神様から与えてもらったもの。
だけど、努力は自分で覚えるものです。
誰でも頑張って5の努力をすれば、5の筋力を得ることができます。
それを得ることができたら、他の世界でも絶対成功できる。

なぜか。

新しい世界に5をかける。また次に見つけた新しい世界に5をかける。
そうやっていったら、そのうちにちゃんと自分に合う世界が見つかって、成功するんです。
5の筋力を持っているやつは時間はかかっても絶対成功する。



posted by 石崎 陽一 at 22:28 | Comment(2) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

あきらめたらゼロになる


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朝刊で漫談家・綾小路きみまろさんの記事を読みました。

印象に残ったことばを記します。


演歌スターとの縁を引き寄せたキャバレー時代の10年、そしてスターについて修行した20年余り。

「下積み時代は合わせて30年。長くかかったけど、お客さんとの掛け合いも学べる学校に行っていたようなもの。先がどうなるか分からない時、まずは明後日の前にある明日に向けて、あきらめずに自分を磨く。その努力は無駄にはならない。誰かがきっと見ていてくれる」



漫談家として心がけていることは

「お客さんをうまく乗せられなくても、会場のせいにしたり、スタッフのせいにしない。(中略)人生はぜんぶ自分のせい。人のせいにするのは芸人の逃げ」



「お客さん」「会場」を「生徒」に、「スタッフ」を「職場環境」に、「芸人」を「教師」にそれぞれ読み替え、襟を正しました。


(追記)

上記の言葉は2011年2月6日付・産経新聞「転機。話そう、話しましょう13」から引用しました。


posted by 石崎 陽一 at 15:51 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

新出語彙の習得風景


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昨日の夕食時の会話。プッチンプリンを初めて目にする2歳児が食いつきます。


:これなんのプリン?

:プッチンプリン。この出っ張りを折ると簡単にプリンを取り出せるんだよ。

:へぇ〜

:ね〜ね〜これなんのプリン?

:プッチンプリン。

:トランポリン…?

:プッチンプリン。

:プッチントランポリンかぁ。


(追記)

ここ数日のイクメン期間、多くの方々から励ましのお言葉をいただき、ありがとうございましたm(_ _)m


posted by 石崎 陽一 at 23:45 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

場面と結びつけて学習する


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少し前になりますが、尖閣諸島の中国漁船衝突事件で流出したビデオ映像の真偽が確定したことを報じる記事です。


「ああ、こういう場面で“authentic”という単語を使うのか」

と実感の湧いた一瞬でした。


2010年11月7日付の英文紙デイリーヨミウリから採りました。


posted by 石崎 陽一 at 01:31 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2011年01月07日

心にひっかかった言葉


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読んで心にひっかかった言葉を抜き出しておきます。


七転八倒、のた打ち回った揚げ句の成功体験で、人は成長する。それが、私自身が感じたこと。人の成長が組織の成長なんだよ。
『週刊東洋経済』2011年1月8日号(p.84)


結果として、クライアントさんが喜ぶものが出せるなら、自分の成果とかはどうでもいいのかなと。そしたら、肩の力がスーッと抜けて、言えるようになった。私アホです、助けてくださいって。
『上掲書』(p.85)


南場が標榜するのは「球体型組織」だ。社員それぞれが球の表面積を担うセルとなって、おのおのの領域で会社を代表する。1枚1枚のセルが成長していくことで、ディー・エヌ・エーという球も大きくなる。
『上掲書』(ibid.)


だが、球体において南場はやはりセルではなくてコアであり、球体が膨らめば、平均年齢31歳の球面のセルとコアとの距離は広がっていく。
『上掲書』(ibid.)


私はここで、どちらがいいと優劣を決めようというのではない。ただ自分の資質に合った走り方をしないと不幸になる、ということだ。

先頭を走ることにこそ意味がある場合と、先頭を走ってはだめな時がある。勇気を持って自由に緩急自在の走りを選んだ人こそ、逸材なのであろう。

2011年1月5日付・産経新聞 透明な歳月の光 417
作家・曽野綾子氏のことば


だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。
ルカによる福音書14・11



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2010年10月22日

音声を大切に


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世の中は定期考査シーズンです。


朝の通勤電車で高校生が単語帳を開いて問題を出し合っていました。


Aくん: じゃ次いくよ。んと、んっと、じゃ、え〜っと…
に強勢を置いて)「パイックス」!


: ???


Bくん: え、パイック、ス?


Aくん: そうそうこないだリーダーに出てきたじゃんか。


Bくん: パイックス?


Aくん: そう。


Bくん: ……


Aくん: だめだなぁ。ほら…「物理学」だって。


Bくん: あ〜っそっかパイックスね…そうだったそうだった。
物理学物理学。オッケ。


: ……


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商売柄、その後葛藤がありましたが、でもさすがに訂正まではできなかったな…(笑)


しかし、ですね、これは実は私にとって他人事ではありませんでした。
(いやphysicsは当時一応読めてはいました、が ^^ ;)


以前、「語源を用いた語彙学習について」という記事を書きました。


今でこそどの単語集にもCDが添付されて販売されていますが、
私の高校時代には考えられなかったことです。
(そもそもCDなるものが存在しなかった時代ですからね。)


たしかカセットテープが別売で結構な値段だったと記憶してます。


中高の6年間で英会話の時間などほぼないに等しかったですし、
私の発音・アクセントに対する関心は決して高いとは言えず、

当時としては高額なカセットに小遣いをはたかず、むしろ語源辞典を買う方に出費をしました。


結局、今から思うと私の単語学習は「耳」と「口」よりも、
「目」と「頭」を活用した覚え方に傾いていたのですね。
(記事にも書きましたが、それはそれなりに覚えやすくはあったのですが。)


ですから、当時を思い出すと、だいたい未知語を覚えようとした場合 音声面に関しては


1.教室でモデルを聴く場合はそれに注意する


2.発音記号を使い、自己流で発音する


のいずれかのパターンでやってました。
(何が羨ましいって今は辞書がしゃべりますよね。英文を朗読した音源だって無料で付いてくる…。)


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教室でモデルを聴く場合に注意するといっても、そもそもその分量は限られていますし

また正しいモデルを耳にするとは限りませんでしたし、

発音の練習をするといっても、当時の私は正直、スピーキングや
リスニングに活かす意識は高いとは言えなかったです。


そんな私が高校を卒業してどうなったか。


恥ずかしながら、半分外国のような大学に入り
教室で帰国子女と青い目をした担任に囲まれて過ごす中で、


「あ、この単語(このフレーズ)、こんな音なんだ」


という小発見を実地で積み重ねることになりました。


あるときは米国人教師の「ホワッアゥコホォヂューライクベス?」という呪文に対して帰国の子がこともなげに「beer」とか「whiskey」とか答えているのを聞いて


「あ、alcoholってそんな音なんだ」と気がつく始末。


入学して半年くらいはそんなのばっかりでしたからね^^;


あるときは宿題が出ていたことすら聴き取れなかったり…
いやいやまさにサバイバルでした^^;
(この手の話はまた聞いてくださいね。)


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そして、実はこの仕事についてからもヒヤッとすることが何度かありました。


それは例えばcomparisonの-sonの発音。


また例えばinsuranceの第1強勢の位置。


そんなとき、学習の初期段階で(すなわち高校時代に)正しいモデルを頭に刷り込み口に覚えさせておくべきだったと悔やまれます。


朝の「パイックス」でそんなことを思い出しました。


こんなわけで(?)、生徒には前轍を踏ませないよう、私は音声面の指導も重視しています。


posted by 石崎 陽一 at 22:46 | Comment(0) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

橋本五郎氏のご講演


今日水曜日は生活指導部の会議をはさみ、4時間連続で授業の日でしたが

6・7時間目に体育館で2年生対象の講演会があり、楽しみに参加してきました。

講師は読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏。

日本テレビ系列「ズームイン!!SUPER」のニュース解説などでおなじみの方です。


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テーマは「新聞の読み方」という題目でしたが、単なるノウハウではなく、広く世の中のものの見方・考え方を示されると同時に

人間の生き方、人間の生き様についても言及され、聴く我々の心を強く揺さぶるお話でした。

橋本氏は著書『範は歴史にあり』(藤原書店、2010年)の最初に、ジャーナリストの要件ということで3つのことを書かれています。

それは

1.健全な相対主義

2.適度な懐疑論

3.鳥の目と虫の目

の3つですが、

同時にこれらは自分たちが生きていく中で、世の中を見る目というので大切なことでもある。

今見ている面だけが面ではない。これだけが真実の姿ではない、ということを常に肝に銘じるように、というお話をまず冒頭にされました。


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上に挙げた1〜3、それぞれの項目において高2生に身近な例を出されつつ明快に語られ、

また

世の中で起きている出来事の見方の実践例として

最近の緊張した日中関係をどう考えるか解説される際も、時折出てくる専門用語をわかりやすくかみ砕いてお話になる。

歯切れがよく、テンポにかなりの緩急があり、木訥とした話しぶりで時折淡いユーモアを交えながらのお話に

私たち聴衆の心はグッとわしづかみにされました。

私の敬愛する故井上ひさし氏に

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
ゆかいなことをいっそうゆかいに


という、氏が座右の銘にされていたことばがありますが、まさにこの極めて難しいことを実践されるのを目の当たりにし、勉強になりました。


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お話の後半は橋本氏がこれまでに「人生の先生」と仰ぐ3人の方々から手にした胸に残ることばを、具体的なエピソードを交えつつ紹介され、

人間の生き方、人間の生き様について生徒たちに向けて熱い、熱いメッセージを送っておられました。


●「汝、何のためにそこに在りや」というのは常に自分に問わねばならない問いである。いつ、どこで、誰に問われても即座に答えられる人になりなさい。これは一人目の先生、学生時代の校長先生のことば。


●「あなたは今までのあなたではありません。1日1日を大切にしてください」とは胃を全摘した際の主治医のことば。この先生のことばに支えられたと同時に、自分はこれからどう生きるのか、深く考えた。


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そして三人目の先生はご母堂さま。

●「何事にも手を抜いてはならない。全力で当たれ」

●「傲慢になってはいけない。常に謙虚であれ」

●「どんな人でも嫌いになるな。嫌いになりそうな時は、その人の中に自分より優れているものを見つけなさい。そうすれば嫌いになることはなくなるから」

私はこうしたことばをいつも念頭におきながら生きているのです

と、お母さまの生き方、生き様にまつわる具体的な挿話をいくつも交えつつ語られ、最後に


お父さん、お母さんを大切にしてください。
周りの人を、大切にしてください。

結局大切なものは何か、

私は大切なのは心だと思います。


と結ばれました。


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自身の生い立ちといま抱えている迷い、

そして困窮期の石崎家を支え、私たち兄弟を身体を張って育て上げてくれた母の姿に橋本氏のお話を重ね合わせたせいか、

心の琴線を大きく揺さぶられ、大いに感動した私は

とりわけお母さまの徹底した利他の精神にまつわるお話くらいから涙が出て止まりませんでした。


心を満たされて話を聞き終えました。


魂のこもったいいご講演でした。


生徒たちの心にもきっと届いたと思います。


「汝、何のためにそこに在りや」と問いかけながら、また、やっていこうと思います。


(追記)

ネットの情報によると、上の故井上ひさし氏のことばは劇団「こまつ座」の機関誌「The 座」(1989年刊行)に寄せられたものだそうですが、筆者は未見です。


posted by 石崎 陽一 at 20:49 | Comment(2) | 印象に残ったこと | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

電車の中では聴けない一枚


今日の午前中は文化祭実行委員会の指導で出勤。

備品移動計画のチェックをし熱中症対策などについて打ち合わせました。


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帰り道、昨日届いたCD「バッタもん」を聴く。

私の大好きな清水ミチコさんのアルバムです。

歌マネ・モノマネでたくさんの顔ぶれが登場します(総勢30名!)。

しかもただ単に似ているだけでなく、歌詞や台詞がよく練られていて、

それっぽい新しい曲で演じてしまうところが清水ミチコさんのすごいところだと思います。

改めてこの人は天才だなぁと感じました。

歌も抜群にうまいし。声の伸びなどもそっくりだし。

すごすぎです。

特に忌野清志郎さんのモノマネには度肝を抜かれましたね。

CDの構成は最初から最後までまるでラジオ番組のようなつくりで、電車で聴いていたのですが、

時折吹き出しそうになったりニヤニヤを悟られないようにしながら帰宅しました^^;


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明日は1年の文法、2年のライティングの授業づくりに時間をかけたいと考えています。

今回の教師塾とセミナーで学んだことを活かすべく。

どうアレンジを加えるか。楽しい悩みです(^-^)

それでは、また。


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みじめなもの あなたの城は
高いだけの 壁にかこまれ
常識と 世間体 人の目を気にして
胸張らず 見栄を張る 滑稽なままごと

(中略)

自由を縛る糸を切って 輝き放つの


         清水ミチコ「星空のタンゴ」


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2010年08月07日

子供たちの成長


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今日は8月7日、「は(8)な(7)」の語呂合わせから「はな」の日だ、というのが家族で夕食を食べているときの話題になりました。

「flowerの日?」と私。

「noseの日よ」と家内。

「ふ〜ん鼻の日か」

そこで4歳半の娘が「花と鼻ってどう違うのかな」と少し考えて

「あ、『おはな』って言うときは『花』で『はな』って言うときは『鼻』だひらめき

と独自の分析を得意げに披露。

長女は目下ことばに大きな関心をもっています。


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