2017年02月19日

何らかの理由で本来の姿かたちを失った物を表す(その1)


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学習の便宜上、物の名前を表す語を名詞と呼び、可算名詞と不可算名詞とに分けて考えるのが習わしです。

一定の大きさや形を持ち、「1つ」「2つ」と数えられる物を表すのが可算名詞であり、

water のように、一定の大きさや形がないために個数では数えられない物を量として表すのが不可算名詞です。


では、皆さん、「卵」を意味する egg は可算名詞でしょうか、それとも不可算名詞でしょうか。


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posted by 石崎 陽一 at 20:30 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

But の直後のカンマ


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Gordon Taylor, The Student's Writing Guide for the arts and social sciences(CUP, 1989)に


But, by the time your reading and your writing are finished, prejudice and opinion must have been converted into a reasoned judgement, which might be significantly different from your initial reaction to the essay topic.(p.9)


'But', 'however' and 'yet' are the workaday signals of qualification, along with the stronger 'nevertheless', 'even so', 'notwithstanding', 'despite this', 'in spite of this', and so on.(p.101)


のように、一見、接続詞であるにもかかわらず But の直後にカンマが打たれているように思われるケースが見られますけれども、

1つ目の例では挿入句の開始を示すカンマであり、2つ目の例では3項目の列記に伴うカンマであり、なんら問題はありません。


posted by 石崎 陽一 at 20:47 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

疑問詞 which と who / what との交代


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中山仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(シリーズ 英文法を解き明かす − 現代英語の文法と語法@;研究社、2016年、pp.234-239)は疑問詞 which と who / what との交代をテーマに扱っています。


● 基本的に、特定の選択肢からの選択を問う疑問詞には which を用いる。

●「人」が選択肢の場合は who が用いられやすい。



と整理されており便利です。


posted by 石崎 陽一 at 16:59 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

配分複数と配分単数


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中山仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(シリーズ 英文法を解き明かす − 現代英語の文法と語法@;研究社、2016年)を読み進めています。

英作文の授業準備に重宝する場面も多そうだなと感じました。

配分複数と配分単数について、『上掲書』(pp.115-8)に基づいてまとめておきます。


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posted by 石崎 陽一 at 16:49 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

「今後5文型について、その起源にも触れて書かれることがあれば、無視することは許されない英文法史上の事実」


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佐藤誠司・小池直己『「英語のしくみ」を5日間で完全マスターする本』(PHP文庫、2016年)は

不十分な知識を補完したり、不正確な知識を修正したりする(p.4)

のが目的であり、

その意味で、英語のプロ(たとえば英語教師)が読んでも役に立つはず

と自負する意欲作です。


同書のなかで、

日本の学校英語で昔から教えられている5文型は、イギリスのオニオンズ(Onions)という学者が考案したものです。(p.19)

と述べていますが、修正を要する記述と思われます。

(「アニアンズ」という表記のほうが一般的である点は措いておきます。)

と言いますのも、五文型の祖をアニアンズとする、如上の定説を覆す次の実証的研究が出ているからですね。


5文型の源流を辿る C. T. Onions, An Advanced English Syntax(1904)を越えて



(追記)

標題の文言は上記の研究(pp.458-9)より採らせていただきました。

なお、R.Huddleston and G.K.Pullum, The Cambridge Grammar of the English Language(Cambridge:Cambridge University Press, 2002, p.218)は

five canonical constructions

という名称で5文型と同じものを記述していることを申し添えておきます。


posted by 石崎 陽一 at 10:17 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

名詞 cost を使った定型表現のひとつ


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八木克正・井上亜依『英語定型表現研究』(開拓社、2013年、pp.108-15)によると、

comes at a cost

という定型表現は「コストがかかり過ぎる」のほか、

比喩的に「代償を払うことになる」の意で、新聞や雑誌の見出しでよく使われているとのことです。


『上掲書』ではその成り立ち、およびこの定型表現における come のもつ意味にも言及されています。


(追記)

National Geographic Magazine, May 2010(Vol. 217, No. 5)所収の D. T. Max 氏による記事 The Secrets of Sleep には

All this downtime comes at a price. An animal must lie still for a great stretch of time, during which it is easy prey for predators.

という表現が見られます。

(なお、こちらの記事は2011年2月に実施された三重大学の入学試験(前期日程)に使用されています。)


posted by 石崎 陽一 at 09:53 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

「〜的な」の品詞と語と句の区別


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島村礼子『語と句の名付け機能 −日本語の「形容詞+名詞」形を中心に−』(開拓社、2014年、p.149)によれば、


日本語で形容動詞を一つの品詞として認めれば、「〜的(な)」は(中略)形容動詞に属するということになる。(中略)形容動詞に関しては諸説があり、独立した品詞と認める考え方のほかに、形容動詞を形容詞の一種とみなす考え方、もう一つは、形容動詞は名詞に属するという考え方がある。


とのことで、


形容動詞を独立した品詞として認める立場に立った上で、この品詞は形容詞と名詞(動詞でなく)の両方の特徴を併せもつ品詞であるという理由で、この品詞を、形容動詞ではなく「形容名詞」(adjectival noun)と呼んでいる


学者もいると紹介しています。


(追記)

関連記事はこちら。

「形容詞飢饉」


posted by 石崎 陽一 at 09:03 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

形容詞の前置と後置


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This is a book more difficult than that.



This is a thing crucial to me.



This is a more difficult book than that.



This is a crucial thing tome.

と言えるのに、

He is a boy kind to anyone.



?He is a kind boy to anyone.

と言えない理由について、奥田隆一『英語語法学を目指して』(関西大学出版部、2013年、pp.113-4)において考究がなされており、有益です。


posted by 石崎 陽一 at 08:53 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

「完了時制」? 「完了相」? 「完了形」?


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安藤貞雄『英語学の視点』(開拓社、1996年)より備忘のため書き留めておきます。


完了形は、動詞の語彙的・アスペクト的意味の上に、時制と完了のアスペクトという二つの文法形式が重なっている。名称は、ゆえに「完了時制」でも「完了相」でも不適当で、「完了形」が最もふさわしい。(p.53)

完了形の中核的な意味は、過去に始まり、発話時に至る期間中に事件があったという話し手の認識を示す、としてよい。これを一口で言えば、「現在との関連」(current relevance)、あるいは「拡大された今」(extended now)と特徴づけてもよい。(pp.53-4)

現在完了形は、典型的には、発話時において過去の事件を “回顧する” 文法形式である、と言ってもよい。(p.54)


(追記)

なお、単に過去の事件について述べ、その現在の結果については何も言及しないのであれば過去形を用います。

外界の事件はまったく同じだとしても、基準時(または話し手の視点)の取り方の違いで過去形か現在完了形かを使い分けるのですね。


posted by 石崎 陽一 at 08:44 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

be used to と get used to


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宮原文夫 訳編『英会話表現活用辞典』(秀文インターナショナル、1987年、p.132)は

形容詞 used は accustomed(慣れている)と同じ意味であり、物事がどんなものであるかを知っていることを暗示する。used と共に用いる前置詞は to である。

と記し、

日向清人『国際標準の英語検定で問われる英文法力〈初級レベル〉』(秀和システム、2017年、p.228)は

〈be used to [何々]〉は「(最初から)そういうことには慣れている、なんでもない」というニュアンスです。(中略)これに対して、〈get used to [何々]〉は、変化のプロセスにウェイトを置いた言い方です。

と記し、たとえば

最初のうちは寒さに慣れなかったけど、だんだんと慣れてきたというニュアンス

が伝わると伝えています。

説明のワードチョイスが絶妙です。

英作文の授業準備に重宝する場面も多そうだなと感じました。


(追記)

関連記事はこちら。

be used to doing


posted by 石崎 陽一 at 08:20 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

いわゆる represented speech(描出話法)について


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いわゆる represented speech(描出話法)について備忘のため書き留めておきます。


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posted by 石崎 陽一 at 22:18 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

「自発使役」の意味を表す make


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make には「ある事柄が原因となって、別の事柄が自発的に(自然に)生じる」という意味を表す使い方があります。

このようないわゆる「自発使役」の用法について、久野ワ・高見健一『謎解きの英文法 使役』(くろしお出版、2014年、pp.3, 9-11)は次のような諺をはじめ、典型例をいくつか提示しています。


Absence makes the heart grow fonder.(離れていると愛情がかえって増すものだ)

Love makes the world go round.(愛は世界を動かす、この世を動かしているのは愛である)

You just sit down here and have a nice cup of coffee. It'll make you feel better.(まあここに座って美味しいコーヒーでも飲みなさい。気分がよくなりますよ)



なお、ここで言う「自発」は文法用語で


そうしようとは思わないのに、自然にそうなる/自然に起こる」という意味(p.189)


だと注記しています。


posted by 石崎 陽一 at 20:33 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

「−させる」が表す四つの用法


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高見健一『受身と使役 − その意味規則を探る』(開拓社、2011年)より備忘のため書き留めておきます。(下線は原文のママ。)


その社会的、人間的関係から、お互いにさまざまな事柄を指示したり、依頼したりできる一定の社会習慣的な制御力(コントロールできる力)(pp.201-2)


被使役主が人間の have 使役文は、使役主と被使役主の関係が、教師と学生、受付係とベルボーイ、ファッション・フォトグラファーとモデル、医者と患者、上司と秘書、親と子供、コーチと選手、ホストとお客、監督と俳優、夫と妻、友達同士、秘書と教授のように、使役主が被使役主に対して一定の社会習慣的な制御力を持ち、被使役主に指示・依頼さえすれば、被使役主が当該の事象を「抵抗」なく行う場合に用いられる(p.203)


(追記)

『上掲書』(pp.182-3)では、日本語の「−させる」を、強制の場合は make, 説得の場合は get, 指示の場合は have, 許容・放任の場合は let と、四つに区別し一覧表にまとめています。

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なお、上の表で示された用法は

使役主が被使役主に強制したり、説得したり、指示したり、許容したりして被使役事象が生じることから分かるように、被使役主が人間に当てはまる用法

であると述べています。


posted by 石崎 陽一 at 00:00 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

in turn の使い方のひとつ


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in turn には次のような使い方があります。


I explained to Susumu in English; he in turn explained to Aiko in Japanese.(私が進に英語で説明し、今度は彼が愛子に日本語で説明した)



この場合、in turn は「AがBをもたらし、今度はBがCをもたらす」のような関係を表しています。


この使われ方の in turn が、次のように、関係詞節内に含まれる場合があります。


The moon goes around the earth, which, in turn, goes around the sun.(月は地球の周りを回り、その地球が今度は太陽の周りを回っている)


この場合について、河野継代『英語の関係節』(開拓社、2012年、p.27-9)は


in turn には、先行文脈で述べられた命題内容を受けて、それとは別の独立の命題内容を述べる際に用いる「それがまた」といった意味の用法がある。この意味の in turn は、二つ(以上)の互いに独立した命題が等位関係にあるような構造で用いられるのが普通である。


と述べたのち、次のほか、実例をいくつか挙げています。


In one weather-related accident, a car hit the tree, which in turn knocked down some power lines and temporarily closed Donlon Road near Somis.(天候に関連したある事故では、車が木にぶつかり、ぶつかった木によって電線が切断され、ソミス近くのドンロン街道は一時的に通行不能となった)


(追記)

第一例は『アンカーコズミカ英和辞典』(学習研究社、2008年、p.1995)より、第二例は『ウィズダム英和辞典 第3版』(三省堂、2013年、p.2042)より、それぞれ採らせていただきました。


posted by 石崎 陽一 at 13:37 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)の STEP UP 一覧


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篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)の STEP UP 一覧を検索の便宜を図るため書き留めておきます。


STEP UP 1 完了不定詞の用法

STEP UP 2 副詞を用いた部分否定

STEP UP 3 前出の名詞を指す that / those

STEP UP 4 「 some + 名詞」の意

STEP UP 5 S + wish + S' + 仮定法

STEP UP 6 関係形容詞の what / whatever

STEP UP 7 not only … but also 〜 の変化形

STEP UP 8 関係副詞 when / where / why の省略

STEP UP 9 成句化した不定詞表現(独立不定詞)

STEP UP 10 読解上注意すべきカンマの用法

STEP UP 11 比較級強意語

STEP UP 12 (it is) not that … but (that) 〜 などについて

STEP UP 13 It may be that … など

STEP UP 14 ぜひとも押さえておくべき V + A + 前 + B

STEP UP 15 「…する方法」を表す様々な形

STEP UP 16 All S can [have to] do is to 不定詞

STEP UP 17 先行詞明示の that / those

STEP UP 18 接続詞 and / but / or を使った相関語句

STEP UP 19 one / another / the other / some / the others / others

STEP UP 20 接続詞 while の用法と意味

STEP UP 21 注意しなければならない分詞構文

STEP UP 22 X(,) if + X' / X(,) if not + X'

STEP UP 23 強制倒置が生じる場合

STEP UP 24 「 only + 時の副詞(句・節)」の訳出

STEP UP 25 not so … that〜 などの訳出

STEP UP 26 不定詞の意味上の主語

STEP UP 27 It is true that … but 〜 など

STEP UP 28 「with + 抽象名詞」「of + 抽象名詞」の例

STEP UP 29 「It is … that 〜」強調構文か、形式主語構文か

STEP UP 30 「…中の / 中で」の意を持つ of

STEP UP 31 疑問詞 … should …「いったい」

STEP UP 32 先行する文の内容を受ける it

STEP UP 33 助動詞の後に動詞がない場合

STEP UP 34 A(名詞) + to 不定詞「…する(という)A」

STEP UP 35 代動詞の do

STEP UP 36 as … as + A(数詞)「A(と同じほど)も」

STEP UP 37 not / never … or 〜「…もないし〜もまたない」

STEP UP 38 仮定法の条件節相当語句

STEP UP 39 It is not until … that 〜「…してはじめて〜する」

STEP UP 40 動詞強調の助動詞 do + 動詞の原形

STEP UP 41 仮定法の混合形

STEP UP 42 sufficiently + 形・副 + to 不定詞

STEP UP 43 If S + were to / should + 原形

STEP UP 44 比較を用いた倍数表現

STEP UP 45 may + have + 過去分詞など

STEP UP 46 動名詞の意味上の主語

STEP UP 47 as / too / so / how + 形 + a / an + A(名詞)

STEP UP 48 名詞として用いられる much など

STEP UP 49 no more than ほか

STEP UP 50 the + 比較級 … , the + 比較級〜 における様々な形

STEP UP 51 be + to 不定詞構文の訳出

STEP UP 52 (all + ) the + 比較級 … (+ 理由を表す句・節)



posted by 石崎 陽一 at 00:25 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)のテーマ一覧


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篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)のテーマ一覧を検索の便宜を図るため書き留めておきます。


1 S+V+副詞句+O

2 S+V+副詞句+C

3 O+S+V

4 O+S+V 読みとりにくい場合

5 C+be動詞+S

6 C+be動詞+S 比較表現の場合

7 S+V+C+O

8 S+V+C+O 読みとりにくい場合

9 成句的動詞表現 S+V+A+前+B の構造

10 成句的動詞表現の応用

11 成句的動詞表現の後続要素の移動

12 成句的動詞表現の後続要素の移動 読みとりにくい場合

13 and / but / or の結ぶものの文構造上の確定 語の場合

14 and / but / or の結ぶものの文構造上の確定 動詞表現の場合

15 and / but / or の結ぶものが文構造上確定しにく場合

16 and / but / or の結ぶものが文脈からしか判断できない場合

17 共通語句の省略

18 共通語句の省略 読みとりにくい場合

19 副詞節中の「S+ be 動詞」の省略

20 接続詞 if の後の「S+V」の省略

21 強勢倒置 否定の副詞(句・節)が文頭に来た場合

22 強勢倒置 only のついた副詞(句・節)が文頭に来た場合

23 倒置 so … that 構文の場合

24 So + 助動詞 / do / be 動詞+S

25 「S+V」などの主節構造の挿入

26 「it is 形容詞 / 分詞」などの主節構造の挿入

27 強調構文の基本形 It is … that 〜

28 疑問詞の強調構文 疑問詞+ is it that … ?

29 強調構文の見分け方 複雑な強調構文

30 強調構文の見分け方 強調構文でない場合

31 倒置による if の省略

32 潜在仮定法 − 条件節相当語句

33 仮定法による婉曲表現

34 助動詞の過去形による仮定法の発見

35 「時」の位相による比較

36 比較対象が副詞(句・節)で表現される場合

37 比較対象の省略 前述した表現が比較対象の場合

38 比較対象の省略 その他の場合

39 as 以下の倒置

40 than 以下の倒置

41 比較対象の前方への繰り出し

42 比較対象の前方への繰り出し 複雑な場合

43 最上級的意の内在

44 最上級的意の内在 複雑な場合

45 no +比較級+ than …

46 no more … than 〜

47 the +比較級 … , the +比較級〜 の基本形

48 the +比較級 … , the +比較級〜 紛らわしい場合



posted by 石崎 陽一 at 00:12 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

common noun における common の意味について


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、p.9)は OED 第2版に基づき


common noun の common は「普通の」ではなく、むしろ「種に共通の」の意味で使われている


と指摘し、

common noun とは「固有名詞でない名詞」であり、


「固有名詞でない」とは、一般に「同類のものが複数ある」ということなので、言いかえれば(中略)「同類とされるものの個々の成員(メンバー)に、共通に付けられた名前」を表す


と説明しています。


posted by 石崎 陽一 at 14:15 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

なぜ「甘い(a my)はいけない」か? − 決定詞[限定詞](determiner)という用語を導入するわけ


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年)は


決定詞[限定詞](determiner)とは、具体的には a(n), the, my, some, this, each, both など、名詞の前に付いて名詞句を構成する要素の1つである。「決定」とは「名詞の指示の関係を決定すること」を意味する。例えば定冠詞 the は「特定のものを指すこと」、不定冠詞 a(n) は「特定のものを指していないこと」を表す。名詞・代名詞の所有格もしばしば特定のものを指す決定詞として用いられる。8品詞で言えば、a(n), theは冠詞、some, this, each, both などは形容詞、my, your などは代名詞ということになるが、決定詞とは指示という機能の観点からこれらの品詞をひとまとめにしたものである。(p.149)


と説明し、「甘い(a my)はいけない」理由を


統語上、決定詞の位置に入る要素は1つのみ(1つの名詞に付くことのできる決定詞は1つ)なので、所有格とそれ以外の決定詞を並べて用いることはできない。(p.151)


と説いて明快です。


(追記)

「甘い(a my)はいけない」という指導言は私が高校生のときに教わった武内昭二先生より授かったものです。

なお、決定詞という用語をはじめて私が耳にしたのは、高校卒業後まもないくらいの頃だったと記憶しています。


posted by 石崎 陽一 at 14:03 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

単独で場所を表す所有格について


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、pp.187-9)は

She's staying at her mother's.

の下線部のように単独で場所を表す所有格について、

上例のような

個人宅

のほか、

St Paul's (Cathedral) のような公共の建物(場所)



McDonald's のようなデパート・店・診療所など

を含め、主に3つのタイプがあると整理しています。


posted by 石崎 陽一 at 13:57 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

a friend of Tom's と a friend of Tom の比較


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、pp.174-86)は


a friend of Tom's と a friend of Tom では意味が異なるという意見もあるが、それは一部に限られる


とし、実際のところ、後者にすべきところで前者を用いるのは普通のことだと指摘しています。


なお、上例のように


主要部が「人」ではなく、hat, book などのように「もの」の場合は別である


として、

「Dickie の帽子」の意では

(×)a hat of Dickie
(○)a hat of Dickie's


であり、

「Alfred Beasley の本」の意では

(×)a book of Alfred Beasley
(○)a book of Alfred Beasley's


であるという点を用例を挙げて示しており、きめ細やかです。



posted by 石崎 陽一 at 13:51 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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