2017年02月12日

be used to と get used to


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宮原文夫 訳編『英会話表現活用辞典』(秀文インターナショナル、1987年、p.132)は

形容詞 used は accustomed(慣れている)と同じ意味であり、物事がどんなものであるかを知っていることを暗示する。used と共に用いる前置詞は to である。

と記し、

日向清人『国際標準の英語検定で問われる英文法力〈初級レベル〉』(秀和システム、2017年、p.228)は

〈be used to [何々]〉は「(最初から)そういうことには慣れている、なんでもない」というニュアンスです。(中略)これに対して、〈get used to [何々]〉は、変化のプロセスにウェイトを置いた言い方です。

と記し、たとえば

最初のうちは寒さに慣れなかったけど、だんだんと慣れてきたというニュアンス

が伝わると伝えています。

説明のワードチョイスが絶妙です。

英作文の授業準備に重宝する場面も多そうだなと感じました。


(追記)

関連記事はこちら。

be used to doing


posted by 石崎 陽一 at 08:20 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

いわゆる represented speech(描出話法)について


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いわゆる represented speech(描出話法)について備忘のため書き留めておきます。


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posted by 石崎 陽一 at 22:18 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

「自発使役」の意味を表す make


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make には「ある事柄が原因となって、別の事柄が自発的に(自然に)生じる」という意味を表す使い方があります。

このようないわゆる「自発使役」の用法について、久野ワ・高見健一『謎解きの英文法 使役』(くろしお出版、2014年、pp.3, 9-11)は次のような諺をはじめ、典型例をいくつか提示しています。


Absence makes the heart grow fonder.(離れていると愛情がかえって増すものだ)

Love makes the world go round.(愛は世界を動かす、この世を動かしているのは愛である)

You just sit down here and have a nice cup of coffee. It'll make you feel better.(まあここに座って美味しいコーヒーでも飲みなさい。気分がよくなりますよ)



なお、ここで言う「自発」は文法用語で


そうしようとは思わないのに、自然にそうなる/自然に起こる」という意味(p.189)


だと注記しています。


posted by 石崎 陽一 at 20:33 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

「−させる」が表す四つの用法


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高見健一『受身と使役 − その意味規則を探る』(開拓社、2011年)より備忘のため書き留めておきます。(下線は原文のママ。)


その社会的、人間的関係から、お互いにさまざまな事柄を指示したり、依頼したりできる一定の社会習慣的な制御力(コントロールできる力)(pp.201-2)


被使役主が人間の have 使役文は、使役主と被使役主の関係が、教師と学生、受付係とベルボーイ、ファッション・フォトグラファーとモデル、医者と患者、上司と秘書、親と子供、コーチと選手、ホストとお客、監督と俳優、夫と妻、友達同士、秘書と教授のように、使役主が被使役主に対して一定の社会習慣的な制御力を持ち、被使役主に指示・依頼さえすれば、被使役主が当該の事象を「抵抗」なく行う場合に用いられる(p.203)


(追記)

『上掲書』(pp.182-3)では、日本語の「−させる」を、強制の場合は make, 説得の場合は get, 指示の場合は have, 許容・放任の場合は let と、四つに区別し一覧表にまとめています。

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なお、上の表で示された用法は

使役主が被使役主に強制したり、説得したり、指示したり、許容したりして被使役事象が生じることから分かるように、被使役主が人間に当てはまる用法

であると述べています。


posted by 石崎 陽一 at 00:00 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

in turn の使い方のひとつ


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in turn には次のような使い方があります。


I explained to Susumu in English; he in turn explained to Aiko in Japanese.(私が進に英語で説明し、今度は彼が愛子に日本語で説明した)



この場合、in turn は「AがBをもたらし、今度はBがCをもたらす」のような関係を表しています。


この使われ方の in turn が、次のように、関係詞節内に含まれる場合があります。


The moon goes around the earth, which, in turn, goes around the sun.(月は地球の周りを回り、その地球が今度は太陽の周りを回っている)


この場合について、河野継代『英語の関係節』(開拓社、2012年、p.27-9)は


in turn には、先行文脈で述べられた命題内容を受けて、それとは別の独立の命題内容を述べる際に用いる「それがまた」といった意味の用法がある。この意味の in turn は、二つ(以上)の互いに独立した命題が等位関係にあるような構造で用いられるのが普通である。


と述べたのち、次のほか、実例をいくつか挙げています。


In one weather-related accident, a car hit the tree, which in turn knocked down some power lines and temporarily closed Donlon Road near Somis.(天候に関連したある事故では、車が木にぶつかり、ぶつかった木によって電線が切断され、ソミス近くのドンロン街道は一時的に通行不能となった)


(追記)

第一例は『アンカーコズミカ英和辞典』(学習研究社、2008年、p.1995)より、第二例は『ウィズダム英和辞典 第3版』(三省堂、2013年、p.2042)より、それぞれ採らせていただきました。


posted by 石崎 陽一 at 13:37 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)の STEP UP 一覧


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篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)の STEP UP 一覧を検索の便宜を図るため書き留めておきます。


STEP UP 1 完了不定詞の用法

STEP UP 2 副詞を用いた部分否定

STEP UP 3 前出の名詞を指す that / those

STEP UP 4 「 some + 名詞」の意

STEP UP 5 S + wish + S' + 仮定法

STEP UP 6 関係形容詞の what / whatever

STEP UP 7 not only … but also 〜 の変化形

STEP UP 8 関係副詞 when / where / why の省略

STEP UP 9 成句化した不定詞表現(独立不定詞)

STEP UP 10 読解上注意すべきカンマの用法

STEP UP 11 比較級強意語

STEP UP 12 (it is) not that … but (that) 〜 などについて

STEP UP 13 It may be that … など

STEP UP 14 ぜひとも押さえておくべき V + A + 前 + B

STEP UP 15 「…する方法」を表す様々な形

STEP UP 16 All S can [have to] do is to 不定詞

STEP UP 17 先行詞明示の that / those

STEP UP 18 接続詞 and / but / or を使った相関語句

STEP UP 19 one / another / the other / some / the others / others

STEP UP 20 接続詞 while の用法と意味

STEP UP 21 注意しなければならない分詞構文

STEP UP 22 X(,) if + X' / X(,) if not + X'

STEP UP 23 強制倒置が生じる場合

STEP UP 24 「 only + 時の副詞(句・節)」の訳出

STEP UP 25 not so … that〜 などの訳出

STEP UP 26 不定詞の意味上の主語

STEP UP 27 It is true that … but 〜 など

STEP UP 28 「with + 抽象名詞」「of + 抽象名詞」の例

STEP UP 29 「It is … that 〜」強調構文か、形式主語構文か

STEP UP 30 「…中の / 中で」の意を持つ of

STEP UP 31 疑問詞 … should …「いったい」

STEP UP 32 先行する文の内容を受ける it

STEP UP 33 助動詞の後に動詞がない場合

STEP UP 34 A(名詞) + to 不定詞「…する(という)A」

STEP UP 35 代動詞の do

STEP UP 36 as … as + A(数詞)「A(と同じほど)も」

STEP UP 37 not / never … or 〜「…もないし〜もまたない」

STEP UP 38 仮定法の条件節相当語句

STEP UP 39 It is not until … that 〜「…してはじめて〜する」

STEP UP 40 動詞強調の助動詞 do + 動詞の原形

STEP UP 41 仮定法の混合形

STEP UP 42 sufficiently + 形・副 + to 不定詞

STEP UP 43 If S + were to / should + 原形

STEP UP 44 比較を用いた倍数表現

STEP UP 45 may + have + 過去分詞など

STEP UP 46 動名詞の意味上の主語

STEP UP 47 as / too / so / how + 形 + a / an + A(名詞)

STEP UP 48 名詞として用いられる much など

STEP UP 49 no more than ほか

STEP UP 50 the + 比較級 … , the + 比較級〜 における様々な形

STEP UP 51 be + to 不定詞構文の訳出

STEP UP 52 (all + ) the + 比較級 … (+ 理由を表す句・節)



posted by 石崎 陽一 at 00:25 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)のテーマ一覧


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篠田重晃・玉置全人・中尾悟『英文読解の透視図』(研究社、1994年)のテーマ一覧を検索の便宜を図るため書き留めておきます。


1 S+V+副詞句+O

2 S+V+副詞句+C

3 O+S+V

4 O+S+V 読みとりにくい場合

5 C+be動詞+S

6 C+be動詞+S 比較表現の場合

7 S+V+C+O

8 S+V+C+O 読みとりにくい場合

9 成句的動詞表現 S+V+A+前+B の構造

10 成句的動詞表現の応用

11 成句的動詞表現の後続要素の移動

12 成句的動詞表現の後続要素の移動 読みとりにくい場合

13 and / but / or の結ぶものの文構造上の確定 語の場合

14 and / but / or の結ぶものの文構造上の確定 動詞表現の場合

15 and / but / or の結ぶものが文構造上確定しにく場合

16 and / but / or の結ぶものが文脈からしか判断できない場合

17 共通語句の省略

18 共通語句の省略 読みとりにくい場合

19 副詞節中の「S+ be 動詞」の省略

20 接続詞 if の後の「S+V」の省略

21 強勢倒置 否定の副詞(句・節)が文頭に来た場合

22 強勢倒置 only のついた副詞(句・節)が文頭に来た場合

23 倒置 so … that 構文の場合

24 So + 助動詞 / do / be 動詞+S

25 「S+V」などの主節構造の挿入

26 「it is 形容詞 / 分詞」などの主節構造の挿入

27 強調構文の基本形 It is … that 〜

28 疑問詞の強調構文 疑問詞+ is it that … ?

29 強調構文の見分け方 複雑な強調構文

30 強調構文の見分け方 強調構文でない場合

31 倒置による if の省略

32 潜在仮定法 − 条件節相当語句

33 仮定法による婉曲表現

34 助動詞の過去形による仮定法の発見

35 「時」の位相による比較

36 比較対象が副詞(句・節)で表現される場合

37 比較対象の省略 前述した表現が比較対象の場合

38 比較対象の省略 その他の場合

39 as 以下の倒置

40 than 以下の倒置

41 比較対象の前方への繰り出し

42 比較対象の前方への繰り出し 複雑な場合

43 最上級的意の内在

44 最上級的意の内在 複雑な場合

45 no +比較級+ than …

46 no more … than 〜

47 the +比較級 … , the +比較級〜 の基本形

48 the +比較級 … , the +比較級〜 紛らわしい場合



posted by 石崎 陽一 at 00:12 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

common noun における common の意味について


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、p.9)は OED 第2版に基づき


common noun の common は「普通の」ではなく、むしろ「種に共通の」の意味で使われている


と指摘し、

common noun とは「固有名詞でない名詞」であり、


「固有名詞でない」とは、一般に「同類のものが複数ある」ということなので、言いかえれば(中略)「同類とされるものの個々の成員(メンバー)に、共通に付けられた名前」を表す


と説明しています。


posted by 石崎 陽一 at 14:15 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

なぜ「甘い(a my)はいけない」か? − 決定詞[限定詞](determiner)という用語を導入するわけ


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年)は


決定詞[限定詞](determiner)とは、具体的には a(n), the, my, some, this, each, both など、名詞の前に付いて名詞句を構成する要素の1つである。「決定」とは「名詞の指示の関係を決定すること」を意味する。例えば定冠詞 the は「特定のものを指すこと」、不定冠詞 a(n) は「特定のものを指していないこと」を表す。名詞・代名詞の所有格もしばしば特定のものを指す決定詞として用いられる。8品詞で言えば、a(n), theは冠詞、some, this, each, both などは形容詞、my, your などは代名詞ということになるが、決定詞とは指示という機能の観点からこれらの品詞をひとまとめにしたものである。(p.149)


と説明し、「甘い(a my)はいけない」理由を


統語上、決定詞の位置に入る要素は1つのみ(1つの名詞に付くことのできる決定詞は1つ)なので、所有格とそれ以外の決定詞を並べて用いることはできない。(p.151)


と説いて明快です。


(追記)

「甘い(a my)はいけない」という指導言は私が高校生のときに教わった武内昭二先生より授かったものです。

なお、決定詞という用語をはじめて私が耳にしたのは、高校卒業後まもないくらいの頃だったと記憶しています。


posted by 石崎 陽一 at 14:03 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

単独で場所を表す所有格について


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、pp.187-9)は

She's staying at her mother's.

の下線部のように単独で場所を表す所有格について、

上例のような

個人宅

のほか、

St Paul's (Cathedral) のような公共の建物(場所)



McDonald's のようなデパート・店・診療所など

を含め、主に3つのタイプがあると整理しています。


posted by 石崎 陽一 at 13:57 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

a friend of Tom's と a friend of Tom の比較


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、pp.174-86)は


a friend of Tom's と a friend of Tom では意味が異なるという意見もあるが、それは一部に限られる


とし、実際のところ、後者にすべきところで前者を用いるのは普通のことだと指摘しています。


なお、上例のように


主要部が「人」ではなく、hat, book などのように「もの」の場合は別である


として、

「Dickie の帽子」の意では

(×)a hat of Dickie
(○)a hat of Dickie's


であり、

「Alfred Beasley の本」の意では

(×)a book of Alfred Beasley
(○)a book of Alfred Beasley's


であるという点を用例を挙げて示しており、きめ細やかです。



posted by 石崎 陽一 at 13:51 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

-s's にするか -s' にするか − 固有名詞で綴りが s で終わる場合 


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中山 仁『ことばの基礎1 名詞と代名詞』(研究社、2016年、pp.156-7)は


固有名詞で綴りが s で終わる場合、-s' と -s's の両方が可能で、どちらを多く使用するかは固有名詞によって傾向が異なる


とし、COCA と BNC で調査した結果


Chris's, Dickens's, James's のように、-s's の使用が特に目立つ例もあれば、Burns'(s), Jones'(s) のように、使用頻度にさほど大きな違いがない例もあり、傾向が一定しているわけではないことがわかった


と報告したうえで、


実際に使用する際は、一貫性が保たれていればどちらの形でも特に差し支えないと思われるが、St James's Park(セント・ジェームズ公園(ロンドンの王立公園))のような固有名称については本来の形を用いることが望ましい


と、実践的な助言を学習者に与えており有益です。


(追記)

『上掲書』(p.157)には、固有名詞の -s's の「アポストロフィ+s」の発音や Jesus, Moses の所有格と発音について注記があります。


posted by 石崎 陽一 at 13:38 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月22日

What does it matter? という文における what について


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生徒から、

What does it matter? という文における what について

問われました。


小さなことも「とりあえず覚えてしまおう」で済ませず、

また、What does it matter? などと一蹴せず、

根本的なところから見直していく姿勢は重要です。

疑問をもつことが何かのきっかけになる場合が多くあるからです。


以下に細江逸記『英文法汎論』(新改訂版;篠崎書林、1971年、p.113)の説明を引いておきます。


need, profit, care などとともに用いられる what は、古英語の疑問代名詞 hwæt(= what)の対格 hwæt の直系で in what way, by what, why などの意になる。(ついでに言えば、今日の why はこの hwæt の具格(Instrumental Case)hwy の変形である)。


如上の「need, profit, care など」の「など」には、avail, matter, signify も入ります。


以下に私が収集した用例を記しておきます。


What does it matter?

What does it profit him?

What do you care about it?

What does it avail to do so?

What does it need to be done?



現代英語ではこれらの what は副詞で why の意であると考えればよいでしょう。


(追記1)

COCA では How does it matter? では0件ですが、Why does it matter? では97件ヒットしました。

ちなみに、What does it matter? は285件でした。


(追記2)

河合茂『英文法概論 復刻版』(明倫出版、1988年、p.209)は

Interrogative Adverb としての what

という項目を立て、

主として care, avail, matter, signify, need, etc. の Verb と共に使用せられるもの

とし

what の Adverbial Accusative から來たもので、how? how much? to what extent? の意を有してゐる

と述べています。

なお、

the + Comparative の前に用ひることもある

として

What(= to what extent)is he the better for it?

の例も挙げています。


(追記3)

『特製版 英文法シリーズ 第一集』(研究社、1959年)は

all over the world, all at once, all the better for; this far; that famous

などのような、all, this, that といった不定代名詞の副詞用法と同じく、

この what も副詞用法で、歴史的には副詞的対格(Adverbial Accusative)であると指摘しています。(p.80)

その一方で、

記述的立場から見れば、人称代名詞以外には特に対格を示す語尾変化がないし、また発生的に見ても格変化喪失後に副詞的に用いられるようになった例も多いから「副詞的対格」というのはあまり適当な名称ではない

とも述べています。(p.124)

なお、不定代名詞の副詞用法には、ほかに、anything, little, much, everything, nothing, something などが挙げられます。

much the same の much のような使い方もきっとそうですね。


(追記4)

慶應大学の堀田隆一先生のブログ記事でも扱われており、有益です。

疑問詞 what の副詞的用法

what with A and what with B

「5W1H」ならぬ「6H」

The sooner the better


posted by 石崎 陽一 at 02:14 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月20日

happy と glad の使い分けについて


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英語表現の授業で happy と glad の使い分けについて話題になりました。

レファレンス類を調べてもはっきりとはわからず仕舞い。

マーク・ピーターセン先生にお尋ねしたところ、次のようなコメントをいただきました。


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posted by 石崎 陽一 at 18:57 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

was reading sitting ?


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「母はソファに座って本を読んでいました」という日本語に対して、何人かの生徒から次のような英訳が寄せられました。


My mother was reading sitting on a sofa.


この英文に関して、マーク・ピーターセン先生より次のようなコメントをいただきました。


"My mother was reading sitting on a sofa." is very weird. It sounds as if being able to read while sitting on a sofa is a great feat, like “The flutist played the entire concerto standing barefoot on a bed of nails.”


(追記)

冒頭の日本語に対する英訳は

My mother sat reading on a sofa.

でもいいのですが、私なら

My mother was sitting on a sofa, reading.

と英訳します。


posted by 石崎 陽一 at 18:50 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

必ず「前置詞+関係代名詞」の語順をとる場合(その2)


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生徒からの質問に答えるべくまとめてみました。

順次、加筆していきます。

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posted by 石崎 陽一 at 19:35 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

必ず「前置詞+関係代名詞」の語順をとる場合(その1)


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生徒からの質問に答えるべくまとめてみました。

順次、加筆していきます。

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posted by 石崎 陽一 at 19:33 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月13日

what は関係詞か疑問詞か


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what が関係詞か疑問詞かについて、安藤貞雄『基礎と完成 新英文法』(数研出版、1987年、p.344)より備忘のため書き留めておきます。


両用法の区別はかなり微妙で、文脈と場面がないと、どちらとも決定できない場合がある。しかし、以下の基準が一応の目安となる。


ⓐ 〈質問・疑念・不確かさ・好奇心〉などを表す主節に続く場合、100パーセント疑問詞である。

Ask him what he has done.
(何をしたのか、彼に聞いてみなさい)


ⓑ 疑問詞には強勢があるが、関係詞にはない。

I don't remember whát he said.[疑問詞]
(彼が何といったか覚えていない)

I don't remember what he said.[関係詞]
(彼がいったことを覚えていない)


ⓒ 疑問詞には else をつけることができるが、関係詞の場合はできない。

Ask him what else I can do.[疑問詞]
(ほかに何をしたらいいか、彼に聞いてみなさい)

I will do what I can do.[関係詞]
(私は自分にできることをします)



(追記)

『ジーニアス英和辞典 第4版』(大修館書店、2007年、p.2173)は

共起する動詞の意味が1つの目安となる

として次のような分類を試みています。

a)ask, inquire, wonder などの質問・疑問の意味を含む動詞に続く場合は通例疑問詞

b)know, see, find, remember, tell などの認識・知覚・記憶・発言などの意味を含む動詞に続く場合は両者の解釈が可能

c)do, eat, give, believe などの動作や行為の明確な対象を求めるような動詞に続く場合は通例は関係詞



posted by 石崎 陽一 at 20:05 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

continue to do と continue doing


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田中実『英語構文ニュアンス事典』(北星堂、1988年、pp.46-7)に

continue to do と continue doing の使い分けについて言及があります。

それによりますと、

彼が彼女に銃を向けている間、彼女は1万円札を数え続けた。

という意味を表す場合、

While he held a gun on her, she continued counting out 10,000-yen bills.

のように「continue + 動名詞」を用いて訳すのが適切だと指摘されています。

すでに、「お金を数える」という行為が実際に進行中のことが、文脈から明らか

なのがその理由で、

「すでに継続中の動作」については continue に to 不定詞を後続させるのは容認される可能性はやや低いとされています。

一方、

彼女は彼にもう来ないで、と言ったのに、彼は最初、彼女の言うことを無視して、とにかく彼女のところへやって来つづけた。が、とうとう、それもやめた。

の意を伝える際、

(She told him not to visit her any more.) At first he ignored her and continued to visit anyway.(Finally the visits stopped.)

のように「continue + to 不定詞」を用いて訳すのが適切です。

というのも、ある動作が

異なる期間にわたって、繰り返しおこなわれたが、とうとう、それも終わってしまった

という場合には to 不定詞を用いるのがふさわしく、

逆に動名詞を用いると、

ある特定期間の動作の反復が示される

ため、上のような文脈にはなじまないからだと指摘されています。


(追記)

関連記事はこちら。

begin to do と begin doing


posted by 石崎 陽一 at 09:11 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

The bottle floated under the bridge. の意味は?


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『英語の構文150』(美誠社)は鷹家秀史先生の手による現行版のほか、高梨健吉先生の手による版、岡田伸夫先生の手による版ともに、ずっと愛好している書物です。

とりわけ、岡田伸夫先生による Second Edition(2003年)は標題のような「自動詞+到着点・方向を表す句」(pp.44-5)の項のほか、

She pushed the ball into the hole. のような「他動詞+目的語+到着点・方向を表す句」(pp.46-7)の項が類書にない特徴のひとつであり、有益です。


(追記)

岡田伸夫『英語教育と英文法の接点』(美誠社、2014年、pp.97-103)に詳述があります。


posted by 石崎 陽一 at 23:15 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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