2011年06月30日

特別活動を通じて生徒を育てる


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私は昨年度に引き続き、文化祭の教員サイドのチーフとして文化祭全体の企画・運営、そして渉外・委員会指導にあたっています。

以前にも記事(こちらこちら)にしましたように、前任の2校とは若干異なり、

自主の伝統の根づく本校での文化祭指導においては、生徒にある程度任せ、こちらは問題を提起する形であれこれとヒントを出し、裏から生徒を支えていく。

そういう立場で関わることを意識しています。

話し合える力、
皆で決めたことをその通り実行する力、
互いの気持ちをわかり合う力、
互いに注意しあえる力、
皆で協同して何かをやりとげる力、
何かをやった後でそれを「総括」する力、

といった集団の力や、経験を蓄積・継承・発展する力などといった

英語の授業だけでは十分に教えられないことも、特別活動の指導を通じて教えることができます。


現在ではこの文化祭を「電気に依存していたこれまでの生活を見つめ直す」きっかけにするというコンセプトを全校生徒で確認し、

現在は食堂・会場・装飾・広報・演劇・公演・バンドの各方面について

執行部の担当役員の生徒と毎日、密に連絡をとりながら具体的にスケジュールを消化しています。


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思い返せば、東日本大震災を受け、新体制となった文化祭執行部の生徒たちと今年度の文化祭の方向性について話し合いを始めたのが春休みでした。

新委員長に

「4月からはどのように進めますか」

と尋ねたところ

「従来通りに進めます」

との即答。

「んん、恐らく従来通りには進められないと思いますよ」

「え!? ああ…ああ、そうですよね」



そんなやりとりから始まった今年度の指導。


あれから早3ヶ月。


9月の実施に向け、着実に歩みを進めています(^-^)

いまは教科指導などと平行して、特に熱中症対策の具体化と避難誘導を含めた防災計画の策定に時間をかけています。

生徒たちは生徒たちで考えたものが上がってきていますが、学校としての部分はこちらで整備するより他ありません。

大規模な地震を想定し、管理職の先生も含めた全職員で、従来以上にリアルな対策をシミュレートしています。

やりがい十分な日々ですが、何と言っても文化祭は高校生活の思い出の中で修学旅行とならび1位、2位を争う行事ですからね。

生徒たちの思い出の1ページ作りに関わることのできる喜びを噛みしめつつ、

安全第一はもとより、この条件のもとで最大限に充実した文化祭にできるよう、来月もまた元気にやっていきたいと思います。

それでは、また。


(追記)

先月末、学校長から呼び止められ

「校長連絡会で情報交換をしたら、文化祭における節電の取り組みを春休みから進め、現時点でここまでその取り組みが具体化し、しかも生徒全体に浸透しているのは本校ただ1校だということが判明し鼻が高かったよ。他校はこれから検討に入るのでは苦労を察する。東京都教育庁から出された通達の内容は本校の方向性と全く同じ内容だな。これを、先見の明があるっていうのかな。さすが本校の生徒だな」

という話をいただきましたので、早速、文化祭執行部の生徒たちに伝えたところ、大いに喜んでいました^^


posted by 石崎 陽一 at 20:21 | Comment(0) | 特別活動の指導 | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

文化祭の指導にあたって


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資金管理も含め、自分たちで考え、自分たちで決定し、行動していく。

その企画・運営の過程では、様々な課題に直面することになる。

こうした場面を数多く経験し、解決を模索する中で集団の力が育つ。

そう考え、本校で3回目の文化祭指導を行っています。

集団の力は英語の授業だけではなかなか教えられないことです。
それに、自然にでき上がるものではないとも思っています。

生徒に意識的に働きかけ、計画的に、段階的に、また系統的に指導することで、いっそう大きく育っていくものだと考えています。

前任の2校とは少し異なり、

自主の伝統の根づく本校での文化祭指導においては、生徒を信頼して任せ、こちらは問題を提起する形であれこれと、裏から生徒を支えていく。

そういう立場で関わることに終始配慮しています。


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目指していること


1.集団の力を育てる

@ 話し合える力

A 皆で決めたことをその通り実行する力

B 互いの気持ちをわかり合う力

C 互いに注意しあえる力

D 皆で協同して何かをやりとげる力

E 何かをやった後でそれを「総括」する力


2.経験を蓄積・継承・発展する力を育てる


3.ホームルーム担任・教科担任と指導の連携を図る


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実践の概要


1.委員会執行部の選出と役割分担【4月当初】


2.活動方針と年間活動計画【4月当初】

@ 活動目標

昨年度の反省をふまえ、どんな文化祭を目指すか考えさせる
=「本校の文化」の「祭」

 内容の充実

「知的な発見のある」=「何かを学ぶ」という観点

お遊び的なものを排除していくと真面目なものも萎縮して文化祭自体の活力が失われてしまう。どちらもあってこそ本校の文化祭ではないか

 美化意識の徹底

 広報活動の強化

 
A 組織方針

 活動にあたって必要なルールの確認

いわゆる「報・連・相」の徹底

委員会の定例化

縦割りの仕事をしない

生徒サイドで引き継ぎの徹底

・後輩に仕事を見せる、やらせる

・資料の蓄積・保存(係ごと)

 学校生活の問題についても必要最小限


B 全体スケジュール・個別(係ごと)スケジュールの作成


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3.活動中の委員会執行部への指導

@ 逐次対応……職員室の常駐化

A 密なコミュニケーション

B 役職名で呼ぶのを心がける

C 情報整理術・時間管理術の指導

D 注意・提案は第三者からなされた形で

「どう思う?」「検討して」

E 特に、生徒会全体をどう巻き込むか考えさせる

 生徒会執行部

連絡調整、記録VTRの撮影・編集、他校への広報活動等

 図書委員会

図書室への文化祭特設コーナーの設置・広報誌での周知等

 厚生委員会

清掃計画の立案・指導・実行を連携、清掃オリエンテーション

 各委員会・参加団体

清掃計画で盲点になるスペースの清掃等

 体育祭応援団

夏休み1日体験入学前の清掃等

 規律委員会

駐輪場の設営・自転車整理等

 ホームルーム委員会

受付業務全般

 美術部

正門ゲートのデザイン候補作成

 美術講師

ポスター下絵の作成指導等

 用務主事の方々

ゲートの土台作成、ゴミの整理等




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4.活動の総括【事後〜年度末】

@ お世話になった方々へ挨拶

A 係ごとの反省

B 全体反省会

アンケート結果(校内・来場者)もふまえて

C プレ生徒懇談会

議題の精選・議事進行の打ち合わせ

D 生徒懇談会【9月下旬】

生徒会・各委員会・生徒有志が参加

E 決算報告・予算編成

F 生徒会研修会【3月中旬】

生徒会・各委員会・各部活動の新旧代表者が参加

G 総括・引継(生徒サイド・教員サイド)

資料の二重保存(電子・紙)


(追記)

本エントリーは2006年10月19日に東京都高等学校特別活動研究協議会で実践発表した際のレジメに加筆・修正を施したものです。


posted by 石崎 陽一 at 00:08 | Comment(2) | 特別活動の指導 | 更新情報をチェックする
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