2018年11月03日

言語習得における母語の役割


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批判的応用言語学者・久保田竜子 女史の『英語教育幻想』(ちくま新書、2018年)より備忘のため書き留めておきます。


海外の応用言語学の潮流は、言語習得における母語の役割を重んじる傾向になります。これは、実証的・理論的・理念的な知見にもとづいています。(中略)授業を英語で行えば英語の習得が促進されるという確証はありません。(p.211)

授業をどの程度、どのように英語で行うべきなのかは、最終的に学習者の属性や学習環境も含めたそれぞれの状況によると言えます。生徒が理解できないのに英語だけで授業を進めても意味はありません。(pp.211-2)

従来から批判されてきたように、英語でできるところをすべて日本語で教えてしまっては英語習得につながりません。教師の判断力と指導の質が問われているといってよいでしょう。(p.212)


posted by 石崎 陽一 at 07:37 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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