2017年03月16日

pasta と paste



発音がまるで違うために同じ語源だと気づかない単語のセットがたまにあります。


たとえば、pasta と paste もそのようなペアです。



pasta.jpg
(retrieved from: https://goo.gl/fgtW3T



pasta(パスタ)はイタリア料理に使う麺類の総称です。


スパゲッティ・ペンネ・マカロニ・ラビオリ・ラザニアなど種類が豊富ですけれども、

小麦粉の練り物という共通点があります。



paste.jpg
(retrieved from: https://goo.gl/8HcjNm



一方、paste(ペースト)は粉状のものを練り上げたり、肉や内臓、野菜などを煮てすりつぶし、のり状に練ったりして作った食品を指す語です。


paste と pasta はどちらもギリシャ語で大麦のポリッジ(barley porridge)を意味する pastá に由来しますが、

いずれも「結果」に着目した語であると言うことができるでしょう。


(なお、ポリッジ(porridge)とは、大麦やオートミールを水やミルクで煮て作るお粥です。)



Barley-porridge.jpg
(retrieved from: https://goo.gl/FgqIBT


(追記1)

レバーなどに香辛料を加えてペースト状にしたパテ(pâté)や、焼き菓子の総称として用いるペーストリー(pastry)も同語源です。


(追記2)

本記事の執筆にあたり、以下の文献を参照しました。

『明鏡国語辞典 第二版』(大修館書店、2010年)
『旺文社 詳解国語辞典』(旺文社、1985年)
『英語語源辞典(縮刷版)』(研究社、1999年)


posted by 石崎 陽一 at 21:36 | Comment(0) | 語源の話 | 更新情報をチェックする
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