2017年02月10日

「−させる」が表す四つの用法


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高見健一『受身と使役 − その意味規則を探る』(開拓社、2011年)より備忘のため書き留めておきます。(下線は原文のママ。)


その社会的、人間的関係から、お互いにさまざまな事柄を指示したり、依頼したりできる一定の社会習慣的な制御力(コントロールできる力)(pp.201-2)


被使役主が人間の have 使役文は、使役主と被使役主の関係が、教師と学生、受付係とベルボーイ、ファッション・フォトグラファーとモデル、医者と患者、上司と秘書、親と子供、コーチと選手、ホストとお客、監督と俳優、夫と妻、友達同士、秘書と教授のように、使役主が被使役主に対して一定の社会習慣的な制御力を持ち、被使役主に指示・依頼さえすれば、被使役主が当該の事象を「抵抗」なく行う場合に用いられる(p.203)


(追記)

『上掲書』(pp.182-3)では、日本語の「−させる」を、強制の場合は make, 説得の場合は get, 指示の場合は have, 許容・放任の場合は let と、四つに区別し一覧表にまとめています。

Book1.jpg


なお、上の表で示された用法は

使役主が被使役主に強制したり、説得したり、指示したり、許容したりして被使役事象が生じることから分かるように、被使役主が人間に当てはまる用法

であると述べています。


posted by 石崎 陽一 at 00:00 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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