
豊田昌倫・堀正広・今林 編著『英語のスタイル − 教えるための文体論入門』所収、富岡龍明「英作文とスタイル」(p.213)より備忘のため書き留めておきます。
ある調査・研究によると、英文の1つのセンテンスの長さは歴史的にだんだん短くなってきているとのことです。1つのセンテンスの長さは、16 世紀のエリザベス朝の頃は約 45 words, 19 世紀のビクトリア朝の頃は約 29 words, 現代では 17 〜 20 words 程度であり、明らかに短文化・簡潔化が進んでいる状況です。時代が進むにつれて、装飾的な回りくどい表現を避けて、簡略で無駄をそぎ落とした文章構成が尊ばれるようになってきていると言えます。
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