2017年02月10日

「ことばに対する畏敬の念」をもつ大切さ


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鳥飼久美子『話すための英語力』(講談社現代新書、2017年、pp.220-1)より備忘のため書き留めておきます。


英語に、sense of wonder という言葉があります。自然などの対象に触れることで受ける、ある種の不思議な感動を表現する概念です。環境汚染に警鐘を鳴らした『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソン(Rachel Carson)の遺作 The Sense of Wonder で知られるようになった言葉で、すべての子供が生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」(神秘さや不思議さに目を見はる感性)を、いつまでも失わないで欲しいという、カーソンの願いがこめられています。

邦訳のタイトルがどうなっているか調べたら『センス・オブ・ワンダー』と単純にカタカナになっていたので、日本語に訳しようがなかったのかもしれませんが、私はあえて「畏敬の念」という日本語を使いたいと思います。そして、レイチェル・カーソンが自然について語った sense of wonder を、言語について使い、「ことばに対する畏敬の念」の大切さを語りたい。言語についての神秘さや不思議さに感動する感性があって初めて、外国語学習が実りあるものになると信じているからです。



posted by 石崎 陽一 at 19:41 | Comment(0) | 教師論・学習指導・進路指導 | 更新情報をチェックする
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