2017年02月19日

何らかの理由で本来の姿かたちを失った物を表す(その1)


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学習の便宜上、物の名前を表す語を名詞と呼び、可算名詞と不可算名詞とに分けて考えるのが習わしです。

一定の大きさや形を持ち、「1つ」「2つ」と数えられる物を表すのが可算名詞であり、

water のように、一定の大きさや形がないために個数では数えられない物を量として表すのが不可算名詞です。


では、皆さん、「卵」を意味する egg は可算名詞でしょうか、それとも不可算名詞でしょうか。


−−−−−−


実は、意外に思われるかもしれませんが、egg のように、通例、可算名詞として使うことが多い語でも、文の中で表したい内容によっては不可算名詞としても使われるのです。

つまり、殻のついた状態であれば一個の卵と識別できますから可算名詞として扱い、an eggと言えますが、

例えば、溶き卵にして、いったん液体になってしまったら、water などと同じく不可算名詞として扱うことになる、というわけです。

よって、「ネクタイに卵がついてますよ」と言いたい場合には、


You've got egg on your tie.


と伝えることになります。下線部を an egg とすると、卵が丸ごと1個くっついているというおかしな状況を表すことになってしまうからですね。

このように、同じ語でも、表したい意味に応じて可算名詞として使われたり、不可算名詞として使われたりすることがある、という点に注意しましょう。


(追記)

関連記事はこちら。

chili pepper と chili peppers


posted by 石崎 陽一 at 20:30 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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