2016年11月12日

ノーベル賞受賞者による理系論文の書き方指南


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Anthony James Leggett 氏はイギリス人理学者(2003年ノーベル物理学賞受賞者)です。

京都大学で研究中、日本の欧文専門誌に投稿される日本人科学者の英語の添削を担当されたことがきっかけで、

理系論文の書き方を日本物理学会誌に寄せておられます。

その豊富な経験に基づいたこの指南書は

「わが国の物理関連の研究者にとって隠れたベストセラーとして知られるもの」

とされているとのことですが、

私たちが英文を書くという観点から見ても示唆を受けることが多いのではないかと感じます。


A. J. Leggett, Note on the Writing of Scientific English for Japanese Physicists,日本物理学会誌21, 790 (1966)


(追記1)

私は外山滋比古さんのお書きになったもの(『メモと日記の方法』(潮出版社、1980年、pp.163-4))ではじめ知りましたが、

木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書、1981年)でも大きく扱われていることをのちに知りました。

2章を割き、「文の構造と文章の流れ」と「はっきり言い切る姿勢」について述べています。


(追記2)

翻訳は日本物理学会編『科学英語論文のすべて』(丸善、1984年)の第4章(pp.165-95)になされています。注釈が適宜施されており、貴重です。

なお、序文(pp.B-C)ではレゲット氏に関する簡単な紹介がなされています。


(追記3)

「わが国の物理関連の研究者にとって隠れたベストセラーとして知られるもの」との評言は次の記事から採らせていただきました。

「物理の哲人」レゲット教授を迎えて(東京大学大学院・理学部ニュース2011年9月号(43巻3号))


posted by 石崎 陽一 at 23:21 | Comment(0) | 作文の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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