2016年02月21日

いわゆる Megafeps(メガフェップス)とそのバリエーション


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● 山口俊治『山口英文法の実況中継(下)』(語学春秋社、1985年、pp.19-20)および仲本浩喜『英文法 TOP 100』(駿台文庫、1997年、pp.73-75)は mind, enjoy, give up, avoid, finish, admit, stop の7語を挙げ、megafas(メガファス)としてまとめています。

なお、前者はその後「慣用句のように覚えておくといいのは」として、escape, leave off, put off, cannot help の4つを付け加えています(計11語)。



● 田上芳彦『英文法用語がわかる本』(研究社出版、1999年、p.121)は mind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, stop の8語を挙げ、MEGAFEPS(メガフェップス)としてまとめています。

megafas(メガファス)との違いは、admit が落ち、escape, practice が加わっている点です。



● 中川信雄 編『英文法がわからない!?』(研究社出版、1996年、p.72)は stop, avoid, deny, admit, mind, finish, enjoy, give up の8語を挙げ、SADAM FEG(サダム・フェッグ)は動名詞、とまとめています。

MEGAFEPS(メガフェップス)との違いは、deny, admit があって、escape, practice がない点です。なお、megafas(メガファス)からは deny が増えています。



● 柳瀬和明『イメージづくり英文法』(文英堂、1999年、p.16)では S・A・M・E・G・A・P・F(サメがプフ)(サメのおなら)とまとめていますが、例に挙げられている finish 以外、具体的に記されていません。

megafas(メガファス)より p が多く、MEGAFEPS(メガフェップス)より a が1つ多く e が1つ少ないのですが、具体的な単語が書かれていないので正確な異同は不明です。



● 江川泰一郎『英文法解説 改訂三版』(金子書房、1991年、p.365)は33の語(句)をリストアップしたのち、「これらの動詞の中のおもなものの頭文字を手がかりとして、Megafeps(メガフェップス)として覚えるのも1つの方法である」と述べ、mind/miss, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice/put off, stop の10語を拾っています。

田上芳彦『英文法用語がわかる本』と異なり m と p が重複を含んでいますので2語多くなっています。

なお、東京書籍株式会社非常勤顧問の寺下敦敏氏は「江川泰一郎先生を偲んで」という記事において

真偽のほどは定かではありませんが、「S+V+動名詞」の構文では「頭がメガフェップスの動詞には動名詞を続ける」と覚えるとよいと唱えたのは、江川先生だと聞いたことがあります。

と述べておられます。

ちなみに、『英文法解説 改訂新版』(1964年、p.320)では28の語(句)をリストアップしたのち、「特に重要なものは、頭文字で Megafeps(メガフェップス)と覚えるとよい」と指南していますが、p の項で put off を含めておらず mind/miss, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, stop の9語を拾っています。

なお、『英文法解説 初版』(1953年)にはこの手の記載は見られません。

よって、いわゆる Megafeps(メガフェップス)という語呂合わせによる記憶法の出現は少なくても1964年にまでは遡ることができそうです。



● 大島保彦「英単語の道しるべ 第10回」(研究社出版『高校英語研究』1996年1月号、p.27)は mind/miss, enjoy, give up, avoid, finish, escape, put off, stop, deny, admit の11語を挙げ、megafepsda(メガフェップスだ)とまとめています。

江川泰一郎『英文法解説』に「だ」が加わっています。

田上芳彦『英文法用語がわかる本』と異なるのは、miss, deny, admit が含まれ、practice が put off になっている点です。



● 飯田康夫『精選 英文法道場 4択問題123×3』(駿台文庫、1998年、p.81)は mind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, put off/postpone, stop, deny, admit の12語を挙げ、megafeppsda(メガフェップスダ)とまとめています。

なお、語呂合わせのあとに、quit, dislike, hate の3語を追加しています(計15語)。

(ただし、hate を挙げるのが適切かは疑問です。)

大島保彦「英単語の道しるべ 第10回」と異なるのは「ダ」の表記以外に、p が1つ多い点です。

田上芳彦『英文法用語がわかる本』と異なる点は put off/postpone, deny, admit の4つが含まれている点です。



● 小池隆義 他『革命の英単語』(情報センター、1992年、p.245)は mind/miss, give up, avoid/admit, finish, enjoy/escape, put off/practice, stop, deny, help の13語を挙げ、
megafepsdh(メガフェプスドホ)とまとめています。

飯田康夫『精選 英文法道場 4択問題123×3』と比べますと、postpone がない一方で miss, help が含まれています。

(個人的には、help は cannot help -ing という形で使われるため、無理に入れなくてもいいと感じました。)



● 佐々木和彦『とことん英文法』(大和書房、1997年、p.19)は finish, enjoy, stop suggest, give
up, avoid, mind, miss, escape, practice, put off(= postpone), admit, deny の14語を挙げ、fessgammeppadeny(フェスガメッパデナイ)とまとめています。(はて、どこで区切って読むのでしょう?)

suggest が加わっているのが特徴です。なお、あとで consider も付け加えられています(計15語)。



● 大原正幸『クローズアップ 入試にねらわれる英文法・語法』(三省堂、1995年、pp.75-6)は practice, fancy/finish,enjoy/escape/excuse, mind/miss, imagine, consider, admit/avoid, reject/resist, deny, suggest, give up の17語を挙げ、Practice femicards, never give up(プラクティス・フェミカーズ・ネヴァー・ギヴアップ)とリズムよく仕上げています。



posted by 石崎 陽一 at 18:35 | Comment(0) | 文法の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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