2015年08月13日

高3における和文英訳の指導法(その2)


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高3における和文英訳の指導法に関しまして、最後に、平素の授業における工夫を何点か記しておきます。


まず、解説の的を絞るために情報収集を行います。

事前に課題を提出させて生徒の誤りの傾向を探るのですね。


また、予め承諾を得ておき、優秀な答案は切り貼りしハンドアウトにして共有させてもらいます。


授業では課題を返却した後、相互点検をさせます。

書いた英文は一度日本語を離れて英語の目で検討する必要があります。

その癖をつけさせるのと、誤りを発見できるだけの批判力を養うことが目的です。

この際、時間制限を設けることで、生徒は短時間に集中してエラーを探すことになります。

特に時制や三単現の -s の付け忘れ、名詞の単複や冠詞の選択に注目するよう指示しておきます。


その後、事前に収集しておいた common errors を紹介し、解説しながら訂正していきます。

伝える情報量の担保のため、生徒を指名し解答を黒板に書かせて添削する形式はとりません。

解答例はハンドアウトにし、生徒の優秀作も含めて複数提示します。

また、「これでも伝わる」というレベルの解答を1つは入れておきます。

これらは、多様な表現が可能だと知らせるためです。


なお、こうした授業内におけるフィードバックはどんなに工夫をしても最大公約数的にならざるをえませんので、

授業後は添削を希望する者にノートを提出させ個別指導を行います。

初回の添削では誤りに下線を引いて誤りのカテゴリー(文法、語法など)を指摘するに留め、返却後に書き直させます。


必要に応じてこれを繰り返します。


こうしたやりとりを重ねるのは、誤りを発見できるだけの批判力を養成するのがねらいです。


posted by 石崎 陽一 at 04:53 | Comment(0) | 作文の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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