2014年12月14日

パエリャ、ポトフ、お鍋


パエリャ.jpg
(retrieved from:http://is.gd/eyqxmW


スペインの伝統料理にパエリャ(paella)がありますね。

米、鶏肉、魚介類、野菜などにサフランの香りをつけた炊き込みご飯です。

実は、このパエリャ(paella)、原義は cooking pot(料理鍋)なのだそうです。

日本語でも、「お鍋」が鍋自体を表す場合もあれば、鍋料理を表す場合もありますので、興味深く思えました。

そう言えば、クレヨンしんちゃんで、「今日の夜ご飯は鍋よ」としんのすけが言われ、鍋の器を食べると勘違いして怖がっていたシーンがありましたっけ。


ポトフ.jpg
(retrieved from:http://is.gd/xqRoLH


調理器具が料理名になった例には、他に、ポトフ(pot-au-feu)があります。

肉と野菜を大きな土鍋で煮込んだスープですね。

このフランス料理を英語に直訳すると pot on the fire ですから「火にかけた鍋」ということです。


−−−−−−


師走も半ばに差しかかり、さすがに寒さが増してきました(>_<)

鍋料理の恋しい季節が到来しています。

年末のお忙しい時期かと思いますが、皆さま、どうぞご自愛ください。

それでは、また。


(追記)

パエリャやポトフ、お鍋のように、ある事物を、容器など、それと密接な関係のあるもので表現することを、専門用語で、メトニミー(metonymy;換喩)と呼んでいます。

メトニミーに関しては、慶應大学の堀田隆一先生が運営されている「hellog〜英語史ブログ」における次の記事が参考になります。

metonymy



posted by 石崎 陽一 at 08:42 | Comment(0) | 語源の話 | 更新情報をチェックする
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