2014年09月27日

チャンク


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チャンク(chunk)とは、記憶する人にとっての意味あるまとまりのことを言います。

アメリカの数理心理学者 George Miller が名付け親です。

私たちは、ウマという言葉を記憶するとき、ウとマを別々にせず、ウマを一つの単位として覚えます。

これが情報のチャンクです。

人間は知識をなんらかの塊として記憶していますが、この塊のことをチャンクと呼んでいるのですね。

−−−−−−

複数のチャンクを一つのチャンクにまとめることをチャンキング(chunking)と呼んでいます。

例えば、2.2360679 は、そのままでは8個の数字であり、8チャンクとして処理しなければなりません。

ところが、これを「富士山麓オウム鳴く」と読み替えることにより、4個の単語、すなわち4チャンクとして処理することが可能になります。

英文を理解する際、私たちは、単語という小さなチャンクを句という大きなチャンクにまとめ、句というチャンクをさらに大きな文というチャンクにまとめていると考えることができます。


(追記1)

本記事の執筆に際し、以下の文献を参照しました。

『岩波心理学小辞典』(岩波書店、1971年、pp.162-3)
『誠信 心理学辞典』(誠信書房、1981年、p.309)
『新版 心理学事典』(平凡社、1981年、p.183)
『多項目 心理学辞典』(教育出版、1991年、p.194)
『心理学辞典』(有斐閣、1999年、pp.581-2)

(追記2)

天満美智子・エリック・ベレント『やさしい英字新聞入門』(岩波ジュニア新書、pp.38-9)より引きます。

「魔法の数は7±2」(The Magical Number Seven, Plus or Minus Two)といって、人間が一度に区別して記憶できる量は7±2,つまり最大9、最小5、平均7であるといい、音、色、味などさまざまの感覚刺激に対しての記憶の量を証明しています。ことばの場合も、ほぼ7語くらいを単位にして、理解し記憶にとどめられるとしています。

7というのはあくまでも大まかな基本単位ですが、私たちの記憶が7±2の範囲だという考えは参考にしてよいと思います。



posted by 石崎 陽一 at 23:55 | Comment(0) | 読解の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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