2014年09月26日

言語のもつ宿命


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A.C.ムーアハウス 著・禰津正志 訳『文字の歴史』(岩波新書、1956年、p.109)に次のような興味深い例え話が紹介されています。


古代ギリシャについてみると、ホーマーからアリストテレスまでに五、六百年しか経過していないのに、ギリシャ語はこの期間内にいちじるしく変化した。アリストテレス時代のギリシャ語だけに通じている研究家も、ひと度ホーマー時代のギリシャ語にたちむかうと、用語の点でも、音や文法形式の点でも、ただちにとまどってしまうことになる。


言語というものは、時代の推移とともに変化して、事実上、一種の外国語になってゆくものなのですね。

俗に、200年経てばひとつの「外国語」になると言われます。

このことは日本語の例について考えてみただけでも明らかですね。

古典学習では、古く遡ろうとすればするほど、それなりの苦労が伴うものだからです。



posted by 石崎 陽一 at 13:09 | Comment(0) | 最近読んだ本からの気づき | 更新情報をチェックする
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