2014年09月25日

a.m.


a.m..JPG
(クリックすると拡大します)


ラテン語では「午前中」は ante meridiem と言います。

略して a.m. として私たちも使っていますよね。

ante は英語の before にあたる前置詞、

meridiem は midday, noon に相当するラテン語 meridies の変化形ですから、

ante meridiem を直訳すれば before noon です。

COCA では34646件がヒットしました。

冒頭の写真は検索結果の一部を示しています。

用例から、時刻のすぐ次に添えるという a.m. の使い方にも注目しておきましょう。

−−−−−−

ちなみに、英語の before に相当するラテン語の前置詞 ante は ante- という接頭辞としても英語に入っており、

antecedent(前例、先例、先行詞)などに見られるように「〜の前の、〜の前に」の意味がありますが、

antenna

も同源なのですね。

たしかに触角は昆虫などの頭の先(前部)にあります。

いつになっても小発見は尽きません。


(追記)

英語には antemeridian(午前の)という形容詞があります。

そして、meridian(正午の)という形容詞もあります。

この語は「子午線」という意味の名詞として使われることも多いのですが、考えてみれば至極当然と言えます。

というのも、天球上の子午線を太陽が東から西へと通過すれば(南中すれば)、それが太陽時の正午だからです。

また、太陽は、朝、東から昇り、正午に真南で最高点に達します。

ここから、太陽の「最高点」、繁栄などの「頂点、絶頂、全盛期」という意味も出ています。

posted by 石崎 陽一 at 18:21 | Comment(0) | 語源の話 | 更新情報をチェックする
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