2014年04月01日

英語と古典語


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同じ事物を指すギリシャ語、ラテン語からそれぞれ派生した単語の混在する例が英語に見られます。

例えば、

「魚」を表すギリシャ語 ikhthûs からは

ichthyology [ìkθiɑ'ləʤi]
(魚類学、魚学)


が、

「魚」を表すラテン語 piscis からは

piscator [piskéitə(r)]
(漁師)


が出ており、

「鳥」を表すギリシャ語 órnis からは

ornithology [ɔ`:(r)nəθɑ'ləʤi]
(鳥類学、鳥学)


が、

「鳥」を表すラテン語 avis からは

aviary [éivièri]
(鳥小屋、飼鳥園)


が出ているといった具合です。


(追記)

ちなみに、Ichthyosaurus(イクチオサウルス、魚竜)はジュラ紀に全盛であった魚形の恐竜のことです。

その他、以下に派生語を挙げておきます。ついでにボキャビルをしましょう。

ichthynic(魚の、魚類の), ichthophagist(魚類を常食としている人)

なお、-phagy は「常食」の意の連結形で、-phagist は「〜を常食とする人」の意の連結形です。

aviculture(鳥類飼育); aviation(飛行、航空), aviator(飛行士)

ornis(地方鳥類), ornithic(鳥の), ornithomancy(鳥占い), ornithoscopy(占いを目的とした鳥の観察)

なお、-mancy は「占い、予言(divination)」の意の連結形。-scopy は「検査(法)、観察」の意の連結形です。ornithoscopy は、つまり、特別な目的をもって行う bird-watching ということですね。

Pisces(うお座), piscine(魚の), piscivorous((鳥などが)魚を食う), piscary(漁業権), piscatory(漁船員の、漁業の、魚釣りの), pisciculture(養魚(法)), piscina(養魚地)

なお、-vorous は「〜食性の」の意の連結形です。


posted by 石崎 陽一 at 08:19 | Comment(0) | 語源の話 | 更新情報をチェックする
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