2014年01月09日

英語のアクセントと発音


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元来、英語の accent は、他のゲルマン系の言語と同じく、接頭辞がついているときは別として、語の最初の音節に置かれるのが原則でした。

ところが、ラテン系の言語では、それほどはっきりした規則がなく、フランス語ではだいたい最後の音節に来ることが多いです。

このように、accent の組織の違う外来語を採り入れたので、今日の英語は、学習者が辞書を引いていちいち調べてみなければならないような、ややこしい accent を持つ言語となったのですね。

フランス語からの借用語も、借用の時期の早い語は、báron, bútton, mútton のように、英語流に accent を先頭に持ってきました。

しかし、もっと新しい借用語になると、grimáce, ballóon のように、フランス語流の accent がそのまま残されています。

なかには、同じ語でも géntle, gentéel; gállant, gallánt のように、借用の時期を異にしているために、accent のみか、多少意味を異にしているものもあります。

húman と humáne もこの類で、前者が what men are を意味するのに対して、後者は what men ought to be を意味します。

借用の時期を異にするために生じた相違は、単に accent のみでなく、発音にも見られます。

<ch> のつく借用語は、早いものは change, chief のように [tʃ] と発音されますが、遅いものは、chandelier や champagne [ʃæmpéin] のように、フランス語流に [ʃ] と発音されます。

同じ Charlie が、男の場合には [tʃáːli] であり、女の場合には [ʃáːli] です。

Charlie Temple(1928- )は「シャーリー・テンプル」であって「チャーリー・テンプル」ではありません。

中国語では「沙梨」と書かれます。



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これは、男子名は古い借用語 Charles の変わったもので、女子名は新しい Charlotte から出たものだからなのですね。

judge の [dʒ] と rouge の [ʒ] も、借用の時期による相違です。


posted by 石崎 陽一 at 00:00 | Comment(0) | 発音・アクセント・文字(の指導) | 更新情報をチェックする
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