2014年01月01日

誤りやすい綴り字(その1)


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英語の綴り字は実際の発音と乖離している場合が少なくありません。

英米人でも間違えるのは、我々が漢字を覚えているつもりでも書くときには間違えたりわからなくなったりすることがあるのと似ています。

しかし普通に使う漢字ならば点が一つ落ちていてもおかしいと感じるはずです。

英語の場合でも、平素よく注意していれば、重ねるべき子音字が一つ落ちていたり、e と i とが逆になったりしていれば、なんとなく変だと感じるようになります。

次に綴り字の誤りやすい点を挙げてみましょう。


1.発音から離れた綴り字


英語には綴り字と発音とがかなりかけ離れている単語があります。殊に人名や地名にはその例が多く見られます。

例えば、Cholmondeley という人名を [tʃʌmli] と発音するなどは極端ですが、

有名な地名でも Leicester [léstə], Greenwich [grínidʒ] などには注意を要します。

次のような普通に用いられる単語については綴り字と発音の両方を正確に覚えておく必要があります。


foreign [fɔ́rin], sovereign [sɔ́vrin], cupboard [kʌ́bəd], Wednesday [wénzdi], victuals [vítlz], yacht [jɔt], corps [kɔː], colonel [kɔ́ːnl], lieutenant [luːténənt, lefténənt], gaol [dʒeil], hiccough [híkʌp], thorough [θʌ́rə], etc.


上の例の中にも見られるように、綴り字には書かれていても実際には発音されない文字があります。

これを黙字(silent letters)と言いますが、その多くは子音です。

最も代表的なものは <gh> で、high, night, bright, plough, neighbor, though などの場合には黙字になっています。

そしてその際には前の母音が多くは長母音か二重母音になる点に注意すべきです。

ただし、rough, cough などにおいては [f] となり、hiccough では唯一の例外として [p] になります。

なお、黙字には次のようなものがあります。


b (m の後)
lamb, bomb, climb, comb, etc.

d
handkerchief, handsome, Wednesday, etc.

h
ghost, honest, honor, shepherd, etc.

k (n の前)
knock, knife, know, etc.

l
half, calm, calf, salmon, Lincoln, etc.

p
pneumonia, psychology, cupboard, etc.

t (f, s の後)
often, soften;
listen, moisten, Christmas; castle, whistle, etc.

w (r の前)
write, wrestle, wrap, etc.


なお、debt や doubt における b のように元来はなかったのに後になって加えられた綴り字もあります。

問題 次の発音記号に相当する綴り字を書きなさい。
[niːl] [sʌ́tl] [hait] [ɔ́ːtəm] [goust] [risíːt] [nimf] [lépəd] [kwɔ́rəl]


【解答】はこちらを右方向にドラッグ → kneel, subtle, height, autumn, ghost, receipt, nymph, leopard, quarrel


posted by 石崎 陽一 at 00:38 | Comment(0) | 発音・アクセント・文字(の指導) | 更新情報をチェックする
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