2013年12月27日

be used to doing


かわせみ.jpg



効果的な学習法とは

「覚えやすい」
「忘れた場合でも記憶の再現がしやすい」

といった条件を満たすものです。

当たり前のことですが、知識を身につける際、この当たり前のことを忘れて、

理屈抜きで何度も反復する

という原始的な方法をとっている人は多いのではないでしょうか。

今回は be used to doing という表現にスポットライトをあて、

具体例を挙げながら、学習を進めていきたいと思います。


be used to doing という表現で「do することに慣れている」状態を表すことができます。


I'm used to driving on the left because I've lived in Britain for a long time.
(私は、英国に長く住んでいるので左側通行に慣れています)



ここで used[juːst]は「慣れて」の意の形容詞。

「すでに使われた」➔「(初めてではないのだから)慣れている」

の意味になり、助動詞として定着しました。

物事がどんなものであるかを知っていることを暗示します。

used の発音はもともと [juːzd] ですが、used to になると後続の to の影響で [juːstə] のように無声音化します。

この現象は一種の助動詞のようになった表現にはよく見られるものですね。

(used to の場合は usta という発音綴りまで存在しています。)




わかった!.gif



もともと to は前置詞ですから、to の後には(代)名詞が続きます。


I am used to hard work.


よって、動詞を続けたければ次のように動名詞にするのは当然ですね。


I am used to working hard.


to 不定詞と間違えて動詞の原形を続けないことがこの型を用いる上での注意点です。

また、動詞 use の過去分詞と混同しないように注意が必要です。


In those days a flint was used[juːzd]to make fire.
(当時は火打ち石が使われた)



なお、become used to doing や get used to doing とすると「do することに慣れる」の意を表せます。


(追記1)

be accustomed to doing の型でも「do することに慣れている」状態を表すことができます。

The man was accustomed to being in the hospital, but he still didn't like it.
(その人は病院にいることには慣れていたが、やはり好きにはなれなかった)


accustomed の custom は「慣習」という意味です。

この to も前置詞なので to 不定詞と間違えて動詞の原形を続けないことに注意。

なお、become accustomed to doing や get accustomed to doing とすると「do することに慣れる」の意を表せます。


(追記2)

井上義昌『英米語用法辞典』(開拓社、1960年、p.1254)や田中実 編著『英語の語感をみがく11章』(北星堂、1989年、pp.3-4)にも used の発音や accustomed を用いた場合との違いを含めて詳述があります。


posted by 石崎 陽一 at 13:09 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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