2013年10月18日

未知語の推測法(前後関係を利用する)



高校2年も半ばを過ぎて語彙力も安定し始めたこの時期、
折に触れて未知語の推測法を授業で紹介しています。

教科書に登場する動詞について前後関係を利用するやり方を示したところ、今回も反応がよかったです^^

備忘のため、以下に概要を記しておきます。


inference.jpg


では早速ですが始めましょう。

唐突ですが、次の空所に入る行為をできるだけ多く挙げてみてください。


紅茶を(   )。


いかがでしょうか。


考えてみますと、空所に入る行為は無限にあるわけではないことに気がつきます。

まさか紅茶を「殴る」などということはあり得ないですもんね。


紅茶を飲む/栽培する/淹れる/こぼす/注文する/見る…


こんなところに落ち着くのではないでしょうか。

このように、目的語を利用して推測すると、

必然的にあてはまる動詞の意味が限定されるのがおわかりになるかと思います。



わかった!.gif


同様に、英語の動詞についても、

後続する要素に注目することでその意味を割り出すことができるのです。

例えば

( x ) A with B (AとBを x する)

という型において、

( x ) に当てはまるのはどんな意味の動詞でしょうか。

AとBは with を介しますので、( x ) に入るのは

AとBを一緒にして何かする

という感じを出す動詞です。

想定しうるのは

AとBを比較する/対比させる/組み合わせる/交換する/共有する…

こんなところでしょうか。



combine.jpg


ですから、

( x ) A with B (AとBを x する)

という型において、( x ) の位置に

compare/contrast/combine/exchange/share...

などの語(ないしその変化形)が来ていた場合、

それらの語の意味としましては、

AとBを比較する/対比させる/組み合わせる/交換する/共有する…

などが想定できるというわけです。

未知の単語の意味の推測にはいろいろな方法がありますが、

単語の置かれている周辺の環境に注目する。

このような発想を基に推理力をフルに発揮させることで

未知語の意味は自然と了解されることも多いと思われます。



endow.jpg


(追記)

なお、動詞のあとに “A with B” が後続する型としましては、

with を介すことでAにBが伴う感じが出ることから、

ほかに

AにBを与える、AとBが一緒になる

などの動詞も想定することができますね。

AにBを提供する/供給する/設置する/贈る/授与する/
課す/混ぜる/混同する…


といったケースです。

ですから、

( x ) A with B (AにBを x する)

という型において ( x ) の位置に

provide/supply/furnish/equip/present/endow/charge/mix/confuse...

などの語(ないしその変化形)が来ていた場合、

それらの語は

AにBを提供する/供給する/設置する/贈る/授与する/
課す/混ぜる/混同する…


といった意味である可能性が高いと判断できるのですね。


posted by 石崎 陽一 at 21:13 | Comment(0) | 読解の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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