2013年08月19日

英語雑記帳(その3)


file9891308432203.jpg



日本さくら名所100選にも選ばれている(be one of the 100 best places in Japan to view cherry blossoms)

1601年から7年の歳月をかけて築城された(was built in seven years from 1601)

名将加藤清正(Kiyomasa Kato, a great commander)

大小の天守閣(big and small towers)

櫓、矢倉(turret)

turret は建物に付属した小塔を指す語。

tower を意味する中英語の tour に「小さい、小型の」を意味する指小辞 -et が付いた造り。

なお、指小辞 -et が付いた語にはほかに circlet(小円、小環), eaglet(子ワシ、ワシの子), lionet(子ライオン、子獅子), pillaret(小柱), turtlet(子ガメ、小ガメ)などがあります。

有名な清正流石垣(the beautiful Kiyomasa-style stone wall)

広大な城(an expansive castle)

Gairns & Redman, Working with words: A guide to teaching and learning vocabulary(Cambridge University Press, 1986, p.15)によれば、

expansive の基になっている expand と extend の中核的意味の相違は次のように図示されます。


expand.jpg


expansive で形容する語のもつ広大さの感じがつかめるような気がしませんか。

旧熊本藩(the old Kumamoto clan)

「藩」にあたる英語には他に domain があります。

武家で儀式の際に食されていた古い本膳料理を参考に、当地の名物食材を使い、現代の嗜好に合わせた料理(a meal using local special ingredients based on the ancient tray-served meals served in ceremonies by samurai families, with flavors adjusted to modern tastes)

熊本藩の武士になったつもりで、おいしい御膳料理に舌鼓を打ってみてはいかがでしょう?(Smack your lips as you feast while feeling like a Kumamoto-clan samurai.)

コリンズの Today's English Dictionary(1995, p.292)は

A feast is a very large meal, usually prepared for a special occasion. When people feast, they have a feast.

と定義しています。

何々が原形になったと言われている(be said to have been modeled after 何々)

宣教師たち(missionaries)

カステラは卵と小麦粉と砂糖で作られる一種のケーキと言える。(Castella is a type of cake made with eggs, flour and sugar.)

栄養価の高い材料が豊富に含まれている(be full of nutrient-rich ingredients)

結核のような衰弱性疾患(debilitating diseases such as tuberculosis)

ロングマン現代英英辞典(新版、1987年)は debilitate を

make weak, especially through heat, illness, or hunger

と定義しています。

ちなみに、debilitate はラテン語で weak を意味する dēbilis という基本語を下敷きにしています。

今はもう使われなくなり「死語」と呼ばれるラテン語ですが、今も英語の中に「生きている」のですね。

(なお、ラテン語の dēbilis は「不具の」の意から「虚弱な、無力な、麻痺した」の意が出ています。)


学研キッズネットの学習百科事典によると、

結核とは結核菌による感染症で、

全身のあらゆる部分(呼吸器・骨・腎臓・腸など)に小結節(こぶ)をつくり、胸膜炎・腹膜炎・脳膜炎をおこします。

この小結節(こぶ)のことを英語で tubercle と呼んでいます。

tuberculosis は、これに、病名に用いて状態を表す連結形の -osis が付いてできた語ですから、

文字どおり「小さな結節状の病変がたくさん生じる状態」のことを指しているのですね。

なお、tuber は「結節」で、これに「小さい」を意味する指小辞 -cle が付いて造られたのが tubercle という語ですので、tubercle は文字どおり「小結節」の意です。

指小辞 -et が付いた語にはほかに versicle(小詩、短詩), denticle(小歯), ossicle(小骨), particle(小片、微粒子); icicle(つらら)などがあります。

水飴(starch syrup)

日本独特の引き釜でカステラを焼く(bake castella in the uniquely Japanese hikigama oven)

しっとりした食感を生む(produce the moist texture)

和菓子(Japanese confectionary)

決まったサイズに切られる(be cut into standard sizes)

切れ端(the trimmings)

ちょっと食べてみるのに最適な大きさだ(be the perfect size for a little taste)


(追記)

本記事の執筆にあたり、以下の文献を参照しました。

『プログレッシブ英語逆引き辞典』(小学館、1999年、pp.421-3, 246)
『英語語源辞典(縮刷版)』(研究社、1997年、p.1473)
『羅和辞典』(研究社、1966年、p.170)


posted by 石崎 陽一 at 16:45 | Comment(0) | 英語雑記帳 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
ページトップへ戻る