2013年07月27日

和語と漢字熟語は互いの表現できない部分を補いつつ存在している、という視点


和語から引ける漢字熟語辞典.JPG



日本語には、例えば、「はっきり」という和語に対して、

「明瞭」「明快」「明晰」「明白」「歴然」「自明」などの漢字熟語があります。

これは


和語の意味限定の緩さを漢字熟語が補っている


のだと岩田麻里 編『和語から引ける漢字熟語辞典』(東京堂出版、2007年、p.(1))は指摘します。


漢字が組み合わさると、語の意味を細かく分析・説明することができるようになる


からですね。(『上掲書』p.(2))

そこで、


厳密に的確に表現することが必要な場合には、漢字熟語を用いるとよい。ぼかして言いたいとき、あいまいな表現にしておきたいときは和語を用いればよい。語というものは、微妙なりとも確固とした違いを持って、個々の座を占めているのだから、その違いに敏感になって使い分けたいものである。


という指南(『上掲書』p.(3))につながるわけですが、

文章をものする際、また、翻訳をする際、心がけたい視点だと感じた次第です。


posted by 石崎 陽一 at 08:34 | Comment(0) | 最近読んだ本からの気づき | 更新情報をチェックする
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