2013年07月17日

未知語の推測法(語のもつ中核的なイメージを活用して)


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CROWN PLUS(level 3)の第12課に次の一節があります。(下線は現筆者による。)

下線部の意味はとれますか。


It is sometimes said that sport brings people together. If a town has a baseball team, for example, the people who live in that town have a shared interest and a common cause. They all hope their team will do well. When many nations take part in an international tournament or event, they also have a shared interest. In these ways, sport helps to unite people, helps them to get to know each other and work together successfully.

(中略)

The in-group view is certainly true ― sport does create an in-group. But this isn't the whole truth. Whenever there's an in-group, there must be an out-group too. If town A feel united around their baseball team, they will also feel that town B are rivals.



around が意外と曲者のように感じた人もいたのではないでしょうか。

このような場合、語のもつイメージを手がかりに、内容理解へと迫れる場合があります。

around という語は、典型的に


The moon revolves around the earth.
(月は地球のまわりを回る)



のように用いられますね。

このとき、中心に据えられているのは何でしょうか。

そうです。

地球ですね。

すなわち、『図解 英語基本語義辞典』が指摘するように、

around という語は


潜在的に中心点が意識されて


いるのです。

よって、


If town A feel united around their baseball team, they will also feel that town B are rivals.


という下線部は、


A町が地元の野球チームを中心に一体感を抱いているということは、B町は敵だと感じることにもなる。


というほどの意味に解釈できましょう。

このように、理屈が納得できるとその語の正体が腑に落ちるということはよくあります。

語の中核的なイメージをきちんとつかんでいれば、その語の持つ意味を、より簡単に覚えることができるのですね。


(追記1)

関連記事はこちらをクリック


(追記2)

本記事の執筆にあたり、『図解英語基本語義辞典』(桐原書店、1989年、p.40)を参照しました。


posted by 石崎 陽一 at 20:57 | Comment(0) | 読解の学習・指導 | 更新情報をチェックする
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