2013年07月07日

英語の主な句読法とその用法(セミコロンの巻)


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セミコロン(;)


語源は「半分はコロン状のもの」です。


1.2つの文を、接続詞を用いずに結ぶときに使う。

● He left for New York; she left for Rome.
(彼はニューヨークへと、そして彼女はローマへと去っていった)


セミコロンの左右が文の場合、左の文末にはピリオドはつけず、右側の文頭は小文字にするのが一般的です。


2.混乱を防ぐため、カンマより大きな区切りとして(スーパーカンマとして)使う。

● If the ending is -x, add -es, e.g. tax, taxes; box, boxes.
(語尾が -x なら -es をつける。[例]tax, taxes; box, boxes)

● The professor wrote many books: Cats, Dogs and Humans; Fish, Animals and Humans; Men, Women and Animals.
(その教授は数多くの本を書いた。すなわち、『犬猫と人間』『魚、動物そして人間』『女性、男性と動物』である)


セミコロンの後は半角スペースを空けます。


(追記1)

本記事の執筆に際し、以下の文献を参照しました。

綿貫陽・マーク・F・ピーターセン『シリウス総合英語』(旺文社、2000年)
畑中孝實 監修・稲盛洋輔 著『英語の句読法辞典』(インターワーク出版、2003年)
村上陽介『英語正読マニュアル』(研究社、2000年)

(追記2)

原田敬一『英語句読法の知識と使い方』(南雲堂、1985年、p.44)より引きます。

セミコロンとコロンの相違について、一般的に言えることは、セミコロンはピリオドで置き換えることができるが、コロンはそれができない。また、コロンは「すなわち」(that is, namely)と置き換えることができると考えるとわかり易い。

(追記3)

セミコロンが用いられるのは

そこに終止符を打って別の文にしてしまうには互いのつながりがあまりに強い場合です。

という言い方を田島伸悟『英語らしさ、日本語らしさ』(創英社、1998年、p.128)はしています。

続けて『上掲書』(p.129)より引きます。

意味の上で、あるいは筆者の意識の上で、強いつながりを持つ等位節を並べるときに用います。日本語では終止符で切られた二つの文のように訳して大丈夫です。独立した二つの文の間にも強い響き合いが残っています。

(中略)

セミコロンを日本語で表現したほうがよい場合もあります。そのときはセミコロンを and や but に置き換えて訳してみてください。例えば、そして/ところが/しかし/でも/それに対して、などと訳します。


(追記4)

Mignon Fogarty, The Grammar Devotional: Daily Tips for Successful Writing from Grammar Girl(Henry Holt & Co, 2009, pp.67, 71)にも言及があります。


posted by 石崎 陽一 at 11:22 | Comment(0) | 句読法 | 更新情報をチェックする
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