2013年07月07日

英語の主な句読法とその用法(カンマの巻)


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カンマの用法


1.3つ以上の語句が並ぶときの区切りに、〈A, B, and C〉などの形で用いる。

● Air consists of oxygen, hydrogen, and nitrogen.
(空気は、酸素、水素、および窒素から成っている)

● Our factories are located in Tokyo, Fukuoka, Sapporo, and Kumamoto.
(我が社の工場は、東京、福岡、札幌、および熊本に立地している)


なお、各要素に修飾語句がつくなどして長くなった場合は、それぞれの「固まり」をきちっと区別して混乱を防ぐため、セミコロンを用います。

● Five Japanese−Yasushi Kimura and his wife, Fukie, both 47, from Fukui Prefecture; Kaoru Nagaike, 45 and his wife, Yukiko, 46, from Niigata Prefecture; and Hitomi Arai, 13−completed a Honolulu marathon race yesterday.
(5人の日本人−木村靖と妻富貴恵(いずれも47歳、福井県出身)、長池かおるとその妻雪子(それぞれ45歳、46歳、新潟県出身)、そして荒井ひとみ(13歳)−が、昨日のホノルルマラソンを完走した。


上のような日本語を英訳する場合、セミコロンの機能を知らないと、訳のわからない大混乱の英文になりかねません。


2.同格関係にある2つの語句を区切る。

● I live in Aswan, a town in the south of Egypt.
(私はエジプト南部の町、アスワンに住んでいます)



3.具体説明の挿入を表すときに使う。(    )の役割。

● The musician, 69, died Tuesday night of acute heart failure.
(その音楽家(69歳)は、火曜日夜、急性心不全で亡くなった)

● Solar energy is, I think, an energy that is friendly to the earth.
(太陽エネルギーは、私が思うに、地球にやさしいエネルギーだ)


ダッシュ(−)2本でも同じ。ドラマ性が濃くなります。

● Solar energy is − I think − an energy that is friendly to the earth.


(追記1)

本記事の執筆に際し、以下の文献を参照しました。

綿貫陽・マーク・F・ピーターセン『シリウス総合英語』(旺文社、2000年)
畑中孝實 監修・稲盛洋輔 著『英語の句読法辞典』(インターワーク出版、2003年)
村上陽介『英語正読マニュアル』(研究社、2000年)

(追記2)

同格関係にある2つの語句を区切るカンマの用法については「my older sister Betty か My older sister, Betty か」の記事を参照。

(追記3)

同格の関係であっても、あたかも一つの単語のように密接なものとして扱う場合はカンマで後ろへ置くことはしません。

畑中孝實 監修・稲盛洋輔 著『英語の句読法辞典』(インターワーク出版、2003年、p.33)ではそうした区切らない例を厳選して示しています。

(追記4)

Mignon Fogarty, The Grammar Devotional: Daily Tips for Successful Writing from Grammar Girl (Henry Holt & Co, 2009, p.91)にも言及があります。


posted by 石崎 陽一 at 11:15 | Comment(0) | 句読法 | 更新情報をチェックする
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