2013年04月20日

「時間」に関するアボリジニの考え方


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青山晴美『もっと知りたいアボリジニ−アボリジニ学への招待』(明石書店、2001年、p.93)より備忘のため書き留めておきます。


アボリジニの考え方では、時間は線ではなくてサークルだ。歴史はくるくる回る環の中で、すでに確立された一定のパターンの繰り返しとして理解される。祖先ははるか遠い昔に、完璧なる世界と人間が最も幸福に暮らしていける状況をつくり出した。だから、子孫の役割は祖先のつくり出した世界を忠実に次世代に伝えるだけだと考える。

伝統的なアボリジニの考え方には、過去、現在、未来の区別はない。過去は過去だけにとどまらない。儀式はある意味では、ドリームタイムの時代を現在によみがえらせるためのものである。創造の過程が再び現在にやってくる。例えば、水不足で困った時に、かつてドリーミングの中で祖先が雨を降らせた話にまつわる儀式をすると雨が降ってくる。



(追記)

関連記事(「時制について」)はこちらをクリック


posted by 石崎 陽一 at 13:03 | Comment(0) | 今日知ったこと、得たこと | 更新情報をチェックする
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