
H.ホワイトホール著・江川泰一郎訳注『英語教育シリーズ12 英語構造の基本問題』(大修館、1962年、p.271)より備忘のため書き留めておきます。
黙字とは「綴りに書かれていても発音されない字」であることはいうまでもない。黙字をその成立過程によって分ければ、(1)かって発音されていたもの、(2)かって一度も発音されたことのないものがあり、この(2)には(a)語の語源を示すためにある時期に挿入されたもの、(b)発音の違いを示す標識符的なものとして付与されたものがある。
(追記)
慶應大学の堀田隆一先生が運営されている「hellog〜英語史ブログ」は日頃から多くを学ばせていただいているウェブサイトです。以下の記事も参考になります。
● 子音字の黙字