2012年11月01日

young at heart


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いま英語Tの授業では、パブロ・カザルス(1876-1973)が自ら語った話を読んでいます。

スペインのチェロ奏者であり指揮者であった彼は、90歳を越えてなお生き生きとした感性を失いませんでした。


My work is my life. I cannot think of one without the other.


そして


Each day I am reborn. Each day I must begin again.


こうした一節に触れたとき、私は篠原眞(1931- )さんのことを思い出しました。

現在は主にオランダで暮らし、傘寿を越えられた今もなお、音楽家として活躍されている方ですが、

本校のPTA会報誌において以下のような問答を以前目にしていたのですね。


篠原氏は


お年を重ねられても、こういう曲を作ってみたいという気持ちが沸々と湧いてくるのでしょうか?


と問われて曰く、


僕の考えでは、創るっている仕事は、僕自身の本質に関係していると思うんですよ。本質の部分を生きていかないと、先は続かない。他の仕事をいくらやっても、やっぱり何か充分な生存感というのが得られない。ところが、創るということをやっていると、そこに自分の生きがいを感じるんですよ。何が何でもとにかくそれを続けていこうと思います。創るということは新しいものを創るということです。やったことをまた繰り返していたら、それはだめで、今までなかったものの中から新しいものを発見していくっていうことです。


まさに

Age is a relative matter.

だなぁとつくづく実感させられたことでした。

いつまでも young at heart でいたいものです。


(追記)

明日は進学指導研究協議会「指名制による授業研究」の一環として、都立他校の先生が授業見学に来られます。普段どおりを見ていただければと考えています。


posted by 石崎 陽一 at 22:24 | Comment(2) | 最近読んだ本からの気づき | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「今がこれからの人生で一番若い瞬間」
なんてことを聞いたことがあります。


Samuel Ullmanの"Youth"でも生徒に読ませようかと思いました。
なんというか、高校3年を教えていて、今が一番こういう話が彼らの中に「入る」気がします。受験問題を選ぶにも、何か彼らの中に残る題材を取り上げたいものですね。
Posted by matsuzaki at 2012年11月02日 17:24
matsuzakiさま。いつもありがとうございます。

>受験問題を選ぶにも、何か彼らの中に残る
>題材を取り上げたいものですね。

本当ですね。

彼らには

「昨日まで何があろうと、また今日から残りの人生が始まる。人生の最後の日がくるまで、毎日が新しい始まりなのである」

という作家・桐島洋子さんのことばも紹介しました。
Posted by 石崎 陽一 at 2012年11月03日 14:44
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