2012年08月08日

複合形容詞について(その1)


20080727書斎の窓から.JPG


9月の授業の準備をしています。

CROWNTの第8課に prizewinning と heartwarming という複合形容詞が登場します。

複合形容詞とは形容詞としての特徴を持っている複合語のことです。

中でも

record-breaking
mouth-watering

man-made
ice-covered
home-made
storm-related


など、主要部が動詞の分詞形である型について、語形成の観点から

竝木崇康『新英文法選書2 語形成』(大修館書店、1994年、pp.95-106)に詳しい言及があり参考になります。


(追記1)

複合形容詞のアクセントの位置については水光雅則『〈新英文法選書1〉文法と発音』(大修館書店、1985年、pp.70-1)に詳述があります。

(追記2)

Mignon Fogarty, The Grammar Devotional: Daily Tips for Successful Writing from Grammar Girl (Henry Holt & Co, 2009, p.167)に複合形容詞におけるハイフンの使用の判断について言及があります。

(追記3)

成田義光・長谷川存古・小谷晋一郎『講座・学校英文法の基礎 第一巻 発音・綴り・語形成』(研究社出版、1983年、pp.134-56)において複合語に関する詳述がなされており有益です。また、『上掲書』(p.203)では

生徒の英語学習のある段階で、既習の単語を用いて語形成の大略の説明を与えることは、将来の英語学習に有益であろう。英語の経験を重ねていくうちに自然に身についていくのが単語の知識であるが、その形式を明示的な形で示し、指導しておけば、その効率はより大になると考えるものである。

と述べています。

(追記4)

成田義光・長谷川存古・小谷晋一郎『講座・学校英文法の基礎 第一巻 発音・綴り・語形成』(研究社出版、1983年、p.148)は

複合語は、語と語をただ結合したものではなくて、文法規則と同様に規則にしたがって結びつけられたもの

であり、

同一の外形をしていても、その内部構造は異なっているものがあるのを知ることは重要でかつ興味あること

であると述べたのち、よって

複合語の意味は、構成要素のおのおのの意味の直接的な和ではなく、別の新しい内容をもつものであることを生徒に説明し、理解させておく必要がある。

と結んでいます。



posted by 石崎 陽一 at 06:35 | Comment(0) | 文法・語法ノート | 更新情報をチェックする
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