2012年07月27日

PE における æ の使用について


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田中美輝夫『英語アルファベット発達史−文字と音価−』(開文社、1970年、p.192)より備忘のため書き留めておきます。


Renaissance 以後、ラテン語およびラテン化されたギリシャ借用語に再び æ の記号が現れる。しかしこれは OE の æ とは別の文字である。(中略)この古いラテン語の æ は PE では主として古典語の固有名詞に僅かに残っている。æ =[iː]
  [例]Æneid, Æsop, Cæsar, etc.



(追記1)

『特製版 英文法シリーズ 第一集』(研究社、1959年、p.111)より備忘のため書き留めておきます。

2個の字が一つの音をあらわすときこれを二重字(Digraph)と言い、3個の字が一つの音をあらわすときこれを三重字(Trigraph)と言う。æ は抱き字(Ligature)と言うが、これを ae と書けば二重(母音)字((Vocalic)Digraph)と言うことになる。


(追記2)

上記引用における略語に関して『大修館英語学事典』(大修館書店、1983年)や『研究社英語学辞典』(研究社、1940年)、『新英文法辞典』(三省堂、1965年)などを参照しつつ簡単なコメントを以下に付しておきます。

OE:古英語。Old Englishの略。文献に伝わる最古の英語は7世紀末のもので、その頃からノルマン征服(the Norman Conquest, 1066年)の後1100年頃までの英語を指します。

PE:Present-day English の略。特に20世紀以降の英語を指す。さらに最近の英語を指す場合にはContemporary Englishをそれぞれ使います。


posted by 石崎 陽一 at 16:36 | Comment(0) | アルファベットの歴史 | 更新情報をチェックする
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