2012年07月27日

i の上の点(‘dot’)について


DSCN0250.JPG


田中美輝夫『英語アルファベット発達史−文字と音価−』(開文社、1970年、p.110)より備忘のため書き留めておきます。


i の上の点(‘dot’)は、本来この文字の一部ではなく、単なる区分記号にすぎなかった。この‘dot’は、この文字の形があまりに簡単で他の文字の一画と見誤られる恐れがあるので、それに区分記号を冠したことに始まる。この符合には初め種々の形が試みられたが、結局現在見られるような‘round dot’に落ち着いた。


実際、i にドットがないため、次の写本では in が ın となり、m のように見えています。画像をクリックすると拡大します。鉛筆書きの矢印の始点部分にご注目ください。

写真3.JPG

なお、上の画像は Dennis Freeborn, From Old English to Standard English: A Course Book in Language Variation across Time(London:Macmillan, 1998, p.108)より採りました。


posted by 石崎 陽一 at 05:10 | Comment(0) | アルファベットの歴史 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
ページトップへ戻る