2012年05月04日

「久々」と「久しぶり」


写真.JPG


ネイティブスピーカーと相互添削で語学学習が進められるLang-8というサイトで、「久々」と「久しぶり」の使い分けについて尋ねられました。


読者の皆さまはどう答えますでしょうか?




私は説明に大変悩みましたが、最近愛読している『日本語 語感の辞典』(岩波書店、2010年)によりますと

「久しぶり」は

前回から長い時間を経て同様のことが繰り返される場合に、
それを懐かしく思いながら、
くだけた会話から硬い文章まで幅広く使われる


一方、「久々」は

ほんとに久しぶりという意味で、
会話にも文章にも使われる


とあります。

さらに、「久々」には

「久しぶり」をさらに強調した感じがあり、
少々の期間のあとでは使いにくい雰囲気


がある、と書かれていました。

用例も書き抜いておきます。

久しぶりに出かける
久しぶりに会に顔を出す
久しぶりに会って旧交を温める
久しぶりの青空がのぞく
 
久々に作品を発表する
久々のいい天気
久々の対面


う〜む。

特に、「久々」には

「久しぶり」をさらに強調した感じがあり、
少々の期間のあとでは使いにくい雰囲気


がある、という説明には唸ってしまいました。

このように、Lang-8では毎回、日本語を見つめ直すいい機会をいただいています。


(追記)

ちなみに、和英辞典で「久々」を引きますと「久しぶり」を参照するように誘導されてしまいます。

また、同じく愛読する『新明解国語辞典』第6版(三省堂、2005年)でも「久々」を引くと「久しぶり」と出ています。


posted by 石崎 陽一 at 18:45 | Comment(0) | 今日知ったこと、得たこと | 更新情報をチェックする
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