2012年04月30日

代名詞による呼びかけについて


P4275681.JPG


今年度は外国語指導助手(AET)の先生とチーム・ティーチングをする機会を享受しています。

2人のアメリカ人と“all in English”で4クラスを教えているのですが、言語使用の生の場面に立ち会うことで

様々な小発見があります。


先日はペアワークの段になり、ペアを作る指示を相方が出したときのことです。

彼女はふた列を指さしながら

“Pair up, you two, you two, you two,....”

と各組を順番に指定していき、残った一列の四人は前後で組むよう

“you and him, and you and her.”

と、目的格で言われたのです。


口語では、be動詞の補語としての人称代名詞は、主格の代わりに目的格が起こります。

そしてそれが“目的語の領域”(object territory)と意識されるからであることは指摘されています。

けれども、今回のケースは領域を意識する言語環境になく、興味深く思えた次第です。

授業後、ご本人に尋ねてみましたが、案の定、理由は説明できない、とのことでした。


(追記)

本記事の執筆にあたり、安藤貞雄『英語語法研究』(研究社、1969年、p.124)を参照しました。


posted by 石崎 陽一 at 08:48 | Comment(0) | 興味をもったこと | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
ページトップへ戻る