2012年03月25日

私のraison d'etre


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学校は春休みですが、クラブや委員会は活発に活動をしています。


そんな中、職員室で仕事をしていると、ある生徒さんが直筆の手紙を届けに来てくれました。

(許可を得て転載させていただきます。)


1年間グラマーの授業をしてくださってありがとうございました。

私は英語に苦手意識があり文法はあまり好きなわけではありませんでした。しかし先生の丁寧な指導、プリントなどのおかげでグラマーを勉強するのが楽しくなってきました。

特に関係詞はやるべきことが多い上に難しそうだと思っていたのですが、先生のプリントの少しずつステップアップしていく方法がとても良くて理解しやすかったです。

4月から石ア先生がいらっしゃらないと思うと寂しくてたまりませんが次の学校でも先生の分かりやすい授業をし続けてください。私も文法の復習など頑張ります。

今まで本当にありがとうございました。



嗚呼。


役に立ててよかった。


生徒一人ひとりが、その生徒なりに伸びていくこと、その手助けをすることが私の生存の確認行為でもあります。


私も芯は変わらずバージョンアップしていくイメージで、再スタートを切りたいと思います。


手紙の生徒さんとはひとしきり話をし、名刺をお渡ししてお別れをしました。これからも頑張ってもらいたいな^^


(追記1)

現在、私は文法指導のゴールを作文におく、というモデルで授業を進めています。

このモデルでは文法事項の理解を授業内のゴールとせず、ファーストステップとします。

そして、易から難に配列した様々な形式のタスク(ゴールは作文です)を教室内で処理させていきます。

発信を意識し、学んだことをさまざまな形で反復練習することで定着を促すのです。

このモデルは一昨年の夏、木村達哉先生からいただいたヒントをカスタマイズして使用しているものです。(関連記事はこちら。)

昨年末には『ユメブン1』(アルク、2011年)という書籍の形で結実しました。

ご興味のある方はお手にとっていただければ幸いです。


(追記2)

小川芳男氏は『英語の教え方』(サイマル出版会、1982年、pp.158-162)において次のように述べておられます。


それでは、興味深く文型を理解させるためにはどうしたらよいか。それは文型に興味ある内容を盛ることである。しかし、何に興味があるかは学習者によって異なるので、まず学習者自身の興味ある話題によって文型練習をすることである。(中略)学習者の創意を活かした内容でなくてはならない。まず生徒に、何を学びたいかを聞き、それに応えつつ、巧みに文型を覚えさせるようにすることである。(中略)

文型と内容を一致させる方法のひとつは、一般にThe Situational Approachと呼ばれる方法が最も適当であろう。The Situational Approachとは、学習者の身辺の事実や出来事またはすでに学習者の知識になっているものに文型を与えることである。(中略)

この方法は、生徒に身辺のことを英語で表現する喜びを感じさせ、周辺のことに対して興味と親近感もみたせることにもなる。また学習者が既知のものであるから、単なる機械的な口頭練習ではなく、事実が内容をcheckすることになる。(中略)

教授法では、同じことを少し目先を変えて教えることの大切さを説いているのが多い。(中略)どんなに美味で栄養豊かな食事でも、朝、昼、晩それも毎日では倦きてしまうし、胃も受けつけない。したがって、つねにseasoningが必要である。(中略)

文型練習のための文型練習ではなくて、英語理解の結果としての文型習得にするようにしたいものである。


posted by 石崎 陽一 at 10:17 | Comment(0) | ユメブン | 更新情報をチェックする
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