2011年01月23日

2011年センター試験・英語(筆記)解答のポイント


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第1問

「そもそもペーパーテストで発音・アクセントを問う意味はどれだけあるのか?」とか「聴覚障害のある受験生への配慮はどうなっているのか?」とか、その他にもいろいろ思うところはありますが、一応「細かなことは普段から」というメッセージととらえておきます。Bの第1アクセント(強勢)の位置特定に際しては「語尾に注目」が鉄則です。

ちなみに、受験してきた生徒の話を聞くと、coach と couch は語全体の格好から読み間違えるということが起こったようです。


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第2問 A

語彙や語法の出題が増えました。しかし、どのような基準で出題項目が選定されているのでしょうね。ちなみに、某頻出問題集では問4・問5・問9を除いた項目がヒットしています。

問1

“mind doing”およびriseとraiseの区別が問われています。

問2

空所の右に見える“on weight”から、応答を読まなくてもputに決まりです。

問3

動詞wishは事実とは反対の、または実現不可能な願望を表すときに使います。よって“I wish”以下の節内では仮定法過去か仮定法過去完了を用います。実質1択問題。

問4

空所直前のinは前置詞。前置詞に過去分詞が後続することは“give up A for lost”や“take A for granted”などあるにはありますがまれです。よってBのflownは消えます。Aのflowingはギャグ。消去法で正解を導けます。

問5

「Aを〜して」の意味の句では“in the 〜 of A”と目的関係を示すofを使うことが多いです。ちなみに、だいたいの頻出問題集に掲載されている“in search of A”は“in the search of A”からtheが脱落したものです。こういうことを知らずになまじ“hope for A”という動詞の語法を知っていると@のforを選びたくなるかもしれませんが、本問のhopeは名詞です。

問6

語彙の問題(名詞)。医師・医院の診察や会合などの「予約」は「人と会う約束」なのでappointmentを使います。

問7

形式目的語構文“find+it+形容詞+to do”の理解が問われています。これは仮目的語itを本来的な目的語の位置にたて、その代わり、意味上の目的語を文末に移した構文で、形式主語構文の場合と同様、意味上の目的語は、通例、長くて複雑で、したがって意味する内容も豊かなので、それを強調するために文末に移したものです。

問8

be(   )to doの形で使え、かつ「誰に提出すればよいでしょうか」という文意にそぐう語を選びます。“be supposed to do”はいわば固定した受動態の表現で助動詞的に使われ、“ought to do”のように義務を表します。なお、“supposed to”の発音は逆行同化の作用により、しばしば[サゥストゥ]となります。

問9

語彙の問題(動詞)。@のcrowdは大勢の人が集まって混み合う様を言い、全国各地に散らばっていた人がお正月休みに1ヶ所に集まることを言うのはBのgatherが適切です。ちなみに、Aのformは何かが「形になって表れる」の意味で、「沿岸に氷が張った」とか「牛乳を温めていると表面に膜が張ってきます」などのような場面で使います。また、Cのset絡みの群動詞としては“set out for A”「Aを出発する/Aを始める」がだいたいの頻出問題集に掲載されていますが、早とちりしないように。

問10

「たとえgiftedではないにしてもenthusiasticなplayerだ」という文意にするには“if not A”を使います。このifは“even if”の意味のifです。だいたいの頻出問題集に掲載されています。


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第2問 B

問1

直前のPeterのセリフから「時が経つのは早い」という趣旨のセンテンスを選びます。

問2

ウエイターの勧めに「それもらうよ」と応じます。

問3

少し手こずったかもしれません。“How exciting!”以下ChesterのセリフにAnnaleeが“Yes”と応じていますのでChesterのセリフを敷衍するセンテンスを選びます。


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第2問 C

「小さくまとめて大きくつなげる」のが鉄則。名詞句の限定表現と動詞・助動詞の活用がチャンクを作る鍵を握ります。

問1

空所の左にforという前置詞があり、直後には(代)名詞か動名詞がくることがわかります。“the advice”を中心に“you gave me”を接触させ、greatを付け足します。

問2

callという動詞は目的語に人しかこないので、“called the company”という組み方はできません。よって、空所内はS+Vと展開すると予想できます。また、空所の右にはan interviewが見えており、意味から考えてfor an interviewと固定できます。Sとしてthe companyを据え、述語動詞をcalled, him, inで組み立てます。このとき、“called in him”としないように。群動詞を使う際、音調の関係から代名詞は必ずはさむのでした。単独の文法問題や正誤問題ではひっかからない人も整序問題だとひっかかるので要注意です。

問3

Doingで文が始まっていてカンマで区切れていないので、空所の手前までが主語となる動名詞句になるとわかります。述語動詞は“would help”か“would develop”の可能性があるが、“help A (to) do”の語法を想起して“would help you develop”と組み、developさせるものとして“your communication skills”とすればよいでしょう。


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第3問 A

下線部を空所とみなし空所補充問題として解きます。

問1

“I simply could not(   )it.”のnotに注意。「お姉ちゃんが数学の宿題を手伝ってくれたんだけど、どんなにがんばってもそれを全く(   )できなかった」

問2

セールスパーソンはどんな性質をもっていれば同僚より売り上げを伸ばすことができますか。


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第3問 B

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“I like being a different person on stage.”や“I can't imagine such drama in my daily life, so I prefer performing serious roles like that.”などから正解にアプローチします。

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“Personally, it's difficult to imagine how characters who are different from me would feel and behave. I'm not an optimistic person and I tend to take things very seriously.”などから正解にアプローチします。

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“but I'm most comfortable playing someone whose personality is close to mine, I mean, playing comic roles.”から正解にアプローチします。3つの中では一番解きやすい空所かもしれません。


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第3問 C

以降、全般的に言えることですが、指示語やディスコースマーカー(談話標識)を活用し、漫然とではなく論理関係を意識して読むことが大切です。第1パラグラフはトピックパラグラフの役割を果たしていることが多いので注意して読みましょう。

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第2パラグラフ冒頭に空所。空所の次のセンテンスに“first”とあり、第2パラグラフの下から3行目に“After the dyeing”とありますので連続性(sequence)を軸に時間的順序を述べる典型的なパラグラフ展開を思い出しましょう。

33

第3パラグラフ冒頭のセンテンスに“The preparation of batik”には“great skill”が必要とあります。空所の右には“Therefore, batik makers perform certain rituals to make sure they will be successful in waxing and dyeing the cloth.”とあります。うまくやるのに「儀式」を行うというのです。では「何のために?」と考えると正解が見えてきます。

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空所の次のセンテンスで“The unique patterns drawn in wax and the soft colors all combine to make this a special product.”とあり、batikを“a special product”たらしめているのは“the complex production process”だけでないことがわかります。


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第4問 A

問1

「“social equality”と“freedom of opinion”、そして空所に入るものは“equally valued”だが」とあります。グラフを読めばtoleranceしかありません。

問2

1つずつ点検していきます。

@ “closely follow”が×
A グラフより× 逆です。
B グラフより× 
C 第3パラグラフ3行目に“For example, freedom of opinion was selected by 37 percent of all respondants, but more highly valued in the UK(55%)and the Netherlands(52%)than elswhere.”とあるので○。

問3

必ずしも順番通りにやらなくてもこの問だけ先に解けます。

最終パラグラフに“to improve communication, it is important to recognize differences in values.”“tobecome effective communicators, people should reflect objectively on their own values.”とあります。


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第4問 B

限られた時間の中では「いかにして読まないか」が鍵を握ります。求める情報が広告のどこにあるか検討をつけ、必要とする情報だけを探して読みます。情報が得られたら読むのをやめます。

問1

広告の◆の項目に“receive the SWIP money-transfer slip, fill in the necessary information and pay at a nearby convenience store”とあります。

問2

広告の上から4つ目の●に“all subscribers can find free tickets to English seminars we sponsor in Japan.”とあります。

問3

この広告の上から6行目に“informed of what's happening around the world”とあります。


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第5問

特定の情報に狙いを絞り、それだけを求めて素早く読む「探し読み」の技術を使います。前もってリード文に目を通しておきどんな情報をつかみにいくのか明確に意識しておくのが肝心です。

問1 

5行目から6行目に“The train ride into town in the morning was pleasant.... It wasn't crowded at all and I had plenty of space.”とあります。spaceを正解の選択肢ではroomと言いかえています。

問2 

24ページ下から3行目から25ページ1行目にかけて“The train ride was terrible.(中略)But it was embarrassing when he turned the pages. He made so much noise that people turned and looked at us.”とあります。

問3 

この日に経験した出来事を丹念に確認していきます。注意力と集中力の問題。

問4 

25ページの下から7行目に“I think she is relieved now, because she has winter clothes ready for my brotehr and me. This is one of the biggest things she has to do each year and now she is finished with it.”とあります。

問5 

たしかに購入した物を丹念に確認していきます。注意力と集中力の問題。

図や絵とのマッチング作業が面倒です。「これって英語力を見る試験なのかな?」という疑問が頭をよぎる問題でした。


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第6問

下見と予測の技術を使います。設問を先に見渡しますと、第1パラグラフと第6パラグラフを先に読んだだけで問5が解けてしまいます。問題点を頭に入れて「走り読み」をします。

問1 

第2パラグラフのトピックはrodentsの“teeth”と“muscles”です。

問2

リード文の“NOT mentioned”に要注意。消去法で解くのが原則ですが、いきなり@で答えが確定します。

問3 

overpopulationによってもたらされる“food shortage”について述べています。

問4 

最終文に“those that do survive have the opportunity to reproduce and pass on their advantageous traits to a new generation.”とあります。

問5 

問6の選択肢をみると最後が結論となる文章だとわかりますので、トピックパラグラフとなることの多い第1パラグラフと第6パラグラフを注意して読みます。

問6 

最後が(f)で揃っています。出だしは(b)か(d)かなのでとりあえず(b)で始まるか検討します。いきなり生存の理由を述べても困るので(d)始まりが決定。BとCに絞れます。BとCの各記号の並び方を眺めると(c)→(e)か(e)→(c)かを調べれば決定できることがわかります。(c)→(e)はあり得ないのでCに決まりです。


posted by 石崎 陽一 at 23:35 | Comment(0) | センター試験・英語 | 更新情報をチェックする
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