2010年08月06日

『英文法小事典』(北星堂、1991年)


標記の小事典を愛用しています。

「わかりやすい説明」や「適切な例文の提示」などが
執筆の基本方針とされているだけあって、

英文法の各項目をより詳しく学習したい人にも

整理・確認をしたい人にも

1ページ読めば1ページ分だけ血肉になる感じの辞典です。

私は関心のある項目を中心に拾い読みを続けていますが

いまではこのように付箋だらけになっています。


10-08-06_002.jpg



英語には次のような言い回しがあります。

He patted me on the shoulder.
彼は私の肩をたたいた。

The old man caught the tanuki by the tail.
おじいさんはたぬきのしっぽをつかまえました。

I have a pain in the knee.
ひざが痛い。

look one in the eye
目を見る

shoot one through the heart
心臓を撃ちぬく

この『英文法小事典』では、上例におけるtheは

「前に出た(代)名詞に関係のあるものを指すthe」

と説明され、類例として次の例文が添えられています(pp.286-287)。

She got into the house through the window.
彼女は窓から家の中に入った。[その家の窓]

例えば「the+身体部分」のtheについて授業で扱うとき、

私はこの説明と例文を借用しています。

『英文法小事典』(北星堂、1991年)は私が重宝しているレファレンス類の一つです。

(追記1)

その他の特徴として、巻末に「英文法理解のための漢和辞典」と題して文法用語の解説が付いていますが、この解説もわかりやすいです。

(追記2)

‘to catch a person by the arm’ 構文について、安藤貞雄『英文法を探る』(開拓社、2007年、pp.29-37)や上野義和『英語の仕組み−意味論的研究−』(英潮社、1995年、pp.89-100)、池上嘉彦『〈英文法〉を考える』(ちくま学芸文庫、1995年、pp.92-102)や山崎貞『新々英文解釈研究 第九訂版』(1979年、pp.263-5)、倉田達『英文法論叢(増補版)』(篠崎書林、1980年、pp.325-341)に詳述があります。


posted by 石崎 陽一 at 20:29 | Comment(0) | 愛用のレファレンス類 | 更新情報をチェックする
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